8月18日にWebで先行公開された学術研究誌 Research in Sports Medicineの最新号に、西スコットランド大学の研究者(Sorbieら)による <Commercial golf glove effects on golf performance and forearm muscle activity> という論文が発表されている。
この研究の目的は、市販のゴルフ用グローブを【着用した時】と【着用しなかった時】の、筋活動、クラブヘッドスピード、ボールスピード、ならびに飛距離についての相違を比較検討することであった。実験には、被験者15名のゴルファーが参加し、研究室内で実施され、ドライバーと7番アイアンの2種類のクラブのみを用いて行われた。被験者は、グラブ着用と非着用でそれぞれ8回ずつショットをし検証された。
実験の結果、ドライバーショットについては、クラブヘッドスピード、ボールスピード、飛距離において、手袋を着用している方が有意に高かったが、7番アイアンショットにおいてはいずれのデータにも有意差は認められず、筋活動にも差は認められなかったとされている。
Sorbieらは、ドライバーショット時には、グローブを着用する方がショットの性能がより向上することを示唆したと結論付けている。
参考文献:Sorbie GG, et al. Commercial golf glove effects on golf performance and forearm muscle activity,Res Sports Med. 2017.
コメントを残す