自閉症スペクトラムにおけるゴルフの有用性(米国の研究)

2019年8月14日にオンラインで先行公開された学術誌 Journal of Autism and Developmental Disordersに、<The Utility of a Golf Training Program for Individuals with Autism Spectrum Disorder:自閉症スペクトラム障害におけるゴルフトレーニングプログラムの有用性> という論文が掲載されている。 Journal of Autism and Developmental Disordersは、自閉症スペクトラム障害(ASD)および関連する発達障害のすべての側面に焦点を当てた専門性の高い査読付き医学雑誌である。 ASDは、コミュニケーション、社会的相互作用、運動機能の障害などを特徴とするが、この研究の著者らは、ASDを持つ人は座りがちな生活様式の一部が原因で、健康への懸念のリスクが高くなっており、治療プログラムにはより多くの身体活動またはスポーツをベースとした活動を導入することが有用かもしれない、という立場からこの研究に取り組んでいる。 研究には、46名(平均年齢11.46歳、標準偏差6.21)が参加し、6週間に渡るゴルフトレーニングプログラムに取り組んだ。 その結果、全ての受講者において、プログラム受講前に比べて受講後に、測定した項目(コミュニケーションスキル、ソーシャルスキル、運動スキル、調節スキル)のうち、少なくとも1つ以上は統計学的に有意なスコアに改善した、とされている。 筆者らによれば、今回の研究は予備調査ではあるものの、あらゆる年齢のASDにゴルフトレーニングプログラムは有用性が高いとし、 今後の研究では、他のスポーツやアクティビティの身体運動プログラムでの検証もされる必要があるとしている。 <参考文献> Shanok NA.et al.,(2019)Brief Report: The Utility of a Golf Training Program for Individuals with Autism Spectrum Disorder., J Autism Dev Disord., 2019 Aug 14. doi: 10

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北 徹朗

<現職>武蔵野美術大学 身体運動文化准教授・同大学院博士後期課程兼担准教授、サイバー大学 IT総合学部 客員准教授、中央大学保健体育研究所 客員研究員、東京大学教養学部 非常勤講師  <学歴>博士(医学)、経営管理修士(専門職)、最終学歴:国立大学法人東京農工大学大学院工学府博士後期課程  <主な社会活動>ゴルフ市場活性化委員会委員(有識者)、公益社団法人全国大学体育連合常務理事、一般社団法人日本運動・スポーツ科学学会常任理事、日本ゴルフ学会理事・代議員、日本ゴルフ学会関東支部事務局長、一般社団法人大学ゴルフ授業研究会代表理事