上野原カントリークラブの社長へ和佐見氏が昨年10月就任

山梨県の上野原カントリークラブを経営している株式会社上野原カントリークラブの代表取締役へ、昨年2021年10月21日和佐見勝氏が就任した。これまで同社の代表者は、金融機関のりそなグループから転籍して来るケースが多く、ある意味指定席だった事を考えるならば、同グループ外から異例とも言える人事になった。

和佐見氏は東証プライム上場の、株式会社丸和運輸機関の創業者であり、かつ代表者でもある。いわゆる立志伝中の人物である。丸和運輸機関によれば、同ゴルフ場との資本関係は一切無いものの、代表者は同一人で間違い無いとの事だ。

同ゴルフ場経営会社の全株式200株は、此れ迄東栄興業株式会社が所有していたが、これを和佐見氏個人或いは個人資産会社で取得したと言うのが、関係者の話を総合し得られた結論だ。りそなグループでは当該ゴルフ場の再建スキームから、1999年10月1日破産管財人より買収した経緯があり、約22年の歳月を経てこの度、手離れしたのである。

今後当該ゴルフ場がどの様に変貌していくのか、大いに注目されるところであるが、その変化は会員権相場へ大きく影響されて来るものと思われる。しかしながら当該ゴルフ場は、2017年5月から行っている会員募集の関係から、市場相場はクローズ状態になっており、明確にその評価を現時点で得る事は出来ない。

19歳で独立した和佐見氏、そして創業した会社が上場会社までに成長、この手腕をゴルフ場へも生かして欲しいと期待する声は大きい。和佐見氏が就任し半年以上経過するが、今後の動向が大いに注目されているゴルフ場である。