グローブ着用有無と飛距離との関連(ドライバーと7番アイアンの比較)

8月18日にWebで先行公開された学術研究誌 Research in Sports Medicineの最新号に、西スコットランド大学の研究者(Sorbieら)による <Commercial golf glove effects on golf performance and forearm muscle activity> という論文が発表されている。

この研究の目的は、市販のゴルフ用グローブを【着用した時】と【着用しなかった時】の、筋活動、クラブヘッドスピード、ボールスピード、ならびに飛距離についての相違を比較検討することであった。実験には、被験者15名のゴルファーが参加し、研究室内で実施され、ドライバーと7番アイアンの2種類のクラブのみを用いて行われた。被験者は、グラブ着用と非着用でそれぞれ8回ずつショットをし検証された。

実験の結果、ドライバーショットについては、クラブヘッドスピード、ボールスピード、飛距離において、手袋を着用している方が有意に高かったが、7番アイアンショットにおいてはいずれのデータにも有意差は認められず、筋活動にも差は認められなかったとされている。

Sorbieらは、ドライバーショット時には、グローブを着用する方がショットの性能がより向上することを示唆したと結論付けている。

参考文献:Sorbie GG, et al. Commercial golf glove effects on golf performance and forearm muscle activity,Res Sports Med. 2017.

 

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北 徹朗

<現  職>武蔵野美術大学 身体運動文化准教授・同大学院博士後期課程兼担准教授、サイバー大学 IT総合学部 客員准教授、中央大学保健体育研究所 客員研究員  <学  歴>博士(医学)、経営管理修士(専門職)、最終学歴:国立大学法人東京農工大学大学院工学府博士後期課程  <主な社会活動>ゴルフ市場活性化委員会委員(有識者)、公益社団法人全国大学体育連合常務理事、一般社団法人日本運動・スポーツ科学学会常任理事、日本ゴルフ学会理事・代議員、日本ゴルフ学会関東支部事務局長、一般社団法人大学ゴルフ授業研究会代表理事