【この記事は2016-02-20に大西久光ブログに掲載したものを転載しております】
昨年12月14日に東京でパネルディスカッションがあり、
「東京オリンピックでのゴルフ競技開催コースは霞ヶ関か若洲のどちらがよいでしょうか? 」
との質問がありました。
その質問に対して私は
「どちらもダメでしょう東京ではないですが、軽井沢が良いでしよう」
と答えました。
皆様ももうご存知かとは思いますが、ゴルフ界からの働きかけによって、
今年のオリンピックからゴルフ競技の参加が決定しています。
これは「ゴルフがより広く世界で認知される」ことを期待しての参加実現でもあります。
そのためには選手がベストパフォーマンスを発揮して、大会を盛り上げる事が大切です。
ベストパフォーマンスを発揮するには3Wのバランスが重要です。
誰が、何処で、いつ開催するかの調和です。
オリンピックでは、世界ランク60位までのプロを中心に
8月に日本でプレーする事は既に決まっています。
つまり、誰が?と、いつ開催されるのか?は、決まっているのです。
あとは何処で(どのコースにするか?)です。
そのコース選びですが、今まで東京近郊という選び方のため
軽井沢は候補にもなりませんでした。
しかし、気温・コース・ホテル・食事などを考えても
有名プロを満足させる条件が揃っているのは「軽井沢しかない」
と、私は強く感じています。
しかも東京から新幹線で1時間10分で行ける近さなのですから。
酷暑の霞ヶ関や若洲ではトッププロのやる気が盛り上がるでしょうか?
この大会は国家を背負った戦いだと言うものの
いつも高額賞金で戦うプロに賞金も無い中での戦いですから
せめて、暑過ぎない環境の中気持ちよくプレーに集中させてあげたいものです。
また、そのプレーを観戦するギャラリーの為にも軽井沢は絶好の場所だと思います。
一方で、オリンピックのレガシーを強く主張する人もいます。
しかし「ゴルフの素晴らしさ」を今まで知らない人にも知って貰うことこそ
レガシーそのものでは無いでしょうか?
既存の概念にとらわれず、新しい試みへ勇気を持って進むことが
ゴルフ界のみならず、これからのスポーツ界に必要なことだと私は思います。