第84回関西オープンゴルフ選手権 時松 粘りのゴルフ ツアー3勝目 キャディの力光る 関西ゴルフ連盟、ツアー改革で来場者増 

4日間の泊まり込みで早朝の6時には会場入り、選手の練習風景、イベント広場の取材、アウト・インからの有望選手の撮影に走り回る毎日を過ごした。

1926年(大正15年)関西ゴルフ連盟が発足し、その一ヶ月後の11月7日に第一回関西オープンゴルフ選手権が開催されている。日本最古のトーナメントである。

今年は5月17日から20日まで、兵庫県・小野東洋ゴルフ倶楽部(7124Yards/Par72)で84回の大会が開催された。(ツアープレーヤー126名アマ24名)。池田勇太、片山晋呉、今平周吾、谷口徹、石川遼、小田孔明、比嘉一貴、尾崎直道、中嶋常幸、藤田寛之などの顔が揃った。

2018年5月17日
第1日目予選結果
野仲 茂  −5、時松 隆光 –4、片山 晋呉 –4、比嘉 一貴 −4、松原 大輔 –3、稲森 佑貴 –3、A・ウィルキン−3、B・ジョーンズ−3、額賀 辰徳−3A・キュー−3、I・H・ホ−3、S・ノリス−3

2日目
時松隆光 –8・Sノリス −8・池田勇太 –7・野仲 茂 −6、染 津萬 −6・Aキュー –6・小斎平優和−5・上井邦裕 −5、@久保田皓也−5・今平周吾 –5・片山晋呉 –5

3日目・ファイナルラウンド
@久保田皓也−10 ・時松隆光 –9・今平周吾 –8・野仲 茂–7、上井邦裕-5・池田勇太−5・浅地洋佑−4・@杉原大育—4、片岡大育−4・Sノリス –4

選手会長の石川遼選手と先週、日本プロゴルフ選手権大会の覇者、谷口徹選手も辛うじて予選を通過、決勝進出は75名。
(過去最高のアマチュア9名を含む)

1日目は野仲茂選手、2日目は時松隆光選手がトップ。3日目はアマチュアの久保田皓也選手(東北福祉大3年)が7位から一気にトップへ。高校時代に会場となっているコースでアルバイトをし、3年間会で100回以上はコースを回り熟知している。

20日の新聞各社は久保田の地の利に加え技術が、光るパットに注目。20歳で大学生のアマである久保田に、松山以来のアマチュアVが期待された。

ファイナルラウンドは久保田選手がー12、時松—10、今平−9とスコアを伸ばしたが14番で11アンダーに久保田と時松が並んだ。久保田選手がダブルボギーと乱れたところに時松選手が15番でトップに躍り出た。デッドヒートを演じ、1打差の−10で今平選手が2連覇を狙い急追。

運命の18番ティショットは時松、今平選手がともに右のバンカーへ。ここからドラマが始まる。

顎の高いバンカーで先に打つのは時松選手、ショットはグリーン手前30Yを残す。今平選手はもっと難しい位置にある。バンカーショットはグリーン手前に50Y。両者ともパーセーブはできず痛恨のボギー。

時松選手(通算3勝目)が第84回の関西オープンを制した。ベストアマには久保田選手が輝いた。

優勝カップを手にしたのは当然、選手の実力があってのことだが、その裏には懸命にアシストするキャディの働きを忘れてはならない。選手がプレーに入る時には誰よりも気を使い、ギャラリーの動きに声を上げて制止、選手をバックアップしている。

特に目立ったのは時松選手のキャディの吉岡雅子さん。時松選手と今平選手の運命のバンカーのあと慣らしをしていたのは彼女である。選手に遅れないように必死に18番の坂を駆け足で走る姿には感動を覚えた。

選手の優勝を共に喜び目立たない所から表彰式を眺め、そっと涙を拭っていたのはとても印象的だった。年々来場者が増加しているのは関西ゴルフ連盟の努力のあとが伺える。

選手のサイン会や撮影会はもちろんのこと、パター練習場の撮影はOK,ドライビングレンジの動画撮影もOK,予選落ちの選手による観戦ツアー、イベント広場のプロによるパターレッスンなどがある。

新しい試みとしては1番と10番に設けられたジュニア特別席。ティグランドに座り込み目を見張る迫力は子供達に夢と希望を与えたことだろう。

JGTOの青木会長の顔は見えたが表彰式だけのもの。PGAの倉本会長の姿が見えなかったのは残念である。低迷するゴルフ業界にあって将来を考えるならば業界全体が一丸となってサポートして行かなければならない。明日の為にゴルフ関連の向上を期待する。

2018年5月20日  ゴルフジャーナリスト 池内嘉正

1 個のコメント

  • 4日間、早朝からの取材、お疲れ様でした。ベースボールグリップの時松選手の活躍により、自然な形のこの握り方がもっと注目されてもいいのでしょうね!
    池内様の記事で一番良かったのは、キャディーさんへの眼差しでした。ありがとうございました。

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    池内 嘉正

    ■1939年大阪生まれ。
    ■1990年 石垣島ジュニアゴルフ育成会主宰(18年間)
    ■1996年 22年間の会社経営を社員に継承。
    ■1997年 経営カウンセラー ゴルフ場・ゴルフ練習場の経営顧問等
    ■1998年 東大阪ジュニアゴルフ育成会主宰現在に至る
    ■1998年(株)東大阪ゴルフセンター顧問
    ■1999年還暦の離島めぐり60を60歳で日本の60島を夫婦で完島
    ■2000年阿山カンツリー倶楽部理事長に就任(8年間)
    ■2000年還暦の離島めぐり 日本の島再発見 報知新聞60回連載
    ■2001年 日本の島再発見 出版
    ■2002年 北極点の船旅を夫婦で走破 地球の島巡り70に出発
    2002年8月 北極点到達
    70歳で70の世界の島に夫婦で挑戦 デイリースポーツ連載
    ■2009年 12月16日南極点到達 地球の島巡り70島を達成
    ■2010年 地球の島めぐり70島出版 旅行写真作家となる
    ■2014年 ゴルフフォトジャーナリストとして日本のゴルフ場の撮影
    ■全国のゴルフ場の美しい風景を求め、撮影を続け雑誌・新聞等に掲載
    ■日本のゴルフ場 http://www.tetujin60.com/article.php/j-golfcourse
    ゴルフ歴52年 2014年6月 右足人工股関節手術後エイジシュートにチャレンジ
    2016年8月12日エイジシュート達成 術後2年と33日目 
    ゴルフ場 北海道 グレート旭川カントリー倶楽部 スコア74 年齢76歳と11ヶ月