CATEGORY 会員記事

敢えて二分論で

「あなたは、ゴルフ用品のことを書く出版社をなさっているから、そんな聞き方をしますけどね。要するに文化も産業もそうですが、普及・振興の結果において発展するわけで、別に対峙しているとは思いませんね。我々はどちらか一方というこ…

日本のプロがメジャーで通用しない理由

「こりゃあダメだ!」テレビの画面を見た瞬間、思わず絶望的な言葉が口を突いて出た。今年の全米オープンの舞台米国ワシントン州シアトル郊外のチェンバーズベイGC(R・T・ジョーンズJr設計)の映像を見た瞬間のことだった。ほとん…

ゴルフ人口減少を憂慮する

先頃夕刊紙に掲載された記事中、「欧米ではゴルフ人口が激減している。ロイター通信によれば米国だけでも過去10年間で約500万人も減った」との箇所が気になった。日本でもゴルフ人口の減少はゴルフ業界が直面している問題である。そ…

社会人アマチュアが消える?

日本アマチュア選手権の取材に行った。僕が、日本ゴルフ協会(JGA)のホームページに日々のゲームを掲載するようになったのは2009年からだから、かれこれ連続して6回取材していることになる。 女子アマ界ほどではないけれど、男…

女性ゴルファーへの歩み寄り

2008年頃、“女子ゴルフブーム”があったと記憶しています。華やかなウエアがゴルフ場を彩り、瞬間的に女子ゴルフ市場が活気づきました。メーカーもこぞってギアやアパレル、小物などのレディス製品を出し、競い合ったのです。しかし…

ゴルフジャーナリストとしての使命

ジャーナリストは社会で起きている様々な現象の中で、それを伝えるべき情報として価値があるかどうかを精査し、「価値がある」と判断したなら、それを広くパブリックに訴え、共感を得ると共に、そこから派生する新たな動きに影響を与える…

ゴルフの人口問題:2015年問題から「18-23問題」へ

※この原稿は、『月刊ゴルフ用品界2015年4月号』に掲載された記事(北徹朗の学窓から見るゴルフ産業改革案)の内容を再編集したものです※   少子高齢化が進む中、様々な業界で「20××年問題」という言葉をよく見聞…

底辺拡大はイジメ被害撲滅から

若いプロゴルファーの中に、学生時代、イジメに合った経験者が多い事実をご存じだろうか。 ゴルフ部のある強豪校ならとにかく、それ以外の中学、高校で頑張り、やがてプロになるほどの実績を挙げた選手で、辛い思いをした者は少なくない…

ゴルフ中継、地上波に頼るな!

地上波の民放テレビのゴルフ中継が、面白くないという声をしばしば聞く。特に、ライブ中継でなく、そのほとんどが録画であって、いまの時代ではフェースブックやツイッターで、結果が先に解ってしまうから、興ざめであるという理由。さら…

The Road to St Andrews part1

私が始めて聖地に足を踏み入れたのが1990年の全英オープンでした。 あれからちょうど四半世紀が過ぎました。 それから何度ここを訪れたでしょうか。決して便利な場所ではなく、むしろ毎回大変な思いをして行かなければなりません。…

世代交代が進むゴルフ界、団体中枢の早期改革が課題

2015年ゴルフの祭典、マスターズも華やかな中に幕を閉じたが、特に今年のマスターズはいつもと一味違う感慨を世界のゴルフ界に与えたように感じる。 当初は参加さえも危ぶまれたタイガー・ウッズの出場、しかも予想を覆す大活躍、ス…

ゴルフ界が抱える課題と解決策

「ゴルフをみんなのスポーツへ」――。 このフレーズは、ゴルフ関連17団体がプレー人口の減少に歯止めを掛けるべく、十余年前に掲げたものである。ゴルフ市場の活性化を実現するには、プレー人口の増加と客単価の上昇が二大要素。時間…

ゴルフ会員権の損益通算~西村國彦~

弁護士 西村國彦 ①税制改正のされ方 2004年度税制改正では、土地建物の譲渡益に対する課税税率が26%から20%に引き下げられ、景気回復に向け不動産取引の活性化を促進することになりました。ところが税収不足に悩む税務当局…

ゴルフ界に望むこと ~西村 國彦~

動き出した日本のゴルフ~これからのゴルフ界に望むこと~ ここ数年、日本のゴルフ界が動き出している。女子ツアーの宮里藍選手をはじめとする若手選手の活躍、それに伴うギャラリーの増加、テレビ視聴率の伸びなど、徐々に明るい兆しが…

どうなる日本のゴルフ場    ~西村 國彦~

毎年5月にゴルフ特集をする経済誌の今年のテーマは「日本のゴルフは変わった」だった。ここ7年で料金は大幅に下落。2000年から利用者が増加し、プライベートゴルファーが急増しているとのこと。要するに「競争激化によるサービスの…