CATEGORY 会員記事

ゴルフに必要な忍耐力作り

トラさんはとても負けん気の強い勝負師でした。 22歳も若い私にでも、距離で負けると、 ムキになってフックを打ち、私をオーバードライブしたほどです。 そんなトラさんの愛車はジャガーでしたが、 「高速道路で制限速度より10キ…

「僕より飛ぶ」杉原も感嘆した“飛ばし屋” プロゴルファー今昔物語〜岡本綾子編【1】

「めっちゃ、飛ばす女子プロがいる」という噂を聞きつけて、兵庫県西部の赤穂国際CCを訪れたのは1974年のことだった。 岡本綾子と初めて会った。岡本はもともとソフトボールのピッチャーで愛媛の今治明徳高、大和紡福井で活躍。国…

名手の考え方はひと味違う

今から52年前、東京ゴルフ倶楽部でのプロ月例会のラウンドについて歩いていたときのことです。 「オイ、大西これをカップインさせるから見てろ」 と、トラさんはバンカーから叫んでグリーンの芝目を読みにに行きました。 その頃は芝…

エージシューターの3大要素:①健康・体力レベルよりもゴルフテクニック、②ゴルフ以外にも運動習慣がある、③暮らし向きが良い

Gewニュース(2015年10月1日)に「可処分所得が多いと達成率が高い?データで見るエイジシューターの生活環境」という興味深い記事が掲載されています。この記事には[?]がついていますが、この話はあながち間違いでもないと…

中村寅吉プロとの出会い

初めまして。 ゴルフ評論家の大西久光です。 この度、日本ゴルフジャーナリスト協会に入会させていただきました。 私のブログで掲載していた記事をこちらのサイトでもご紹介させて頂きます。 ブログでは私の長いゴルフ歴でお目にかか…

「未来系ゴルフショップ」について【1】

未来系という言葉には何か希望的なことや新しく、そして少し期待の持てる意味が含まれている。では未来系の反対語としての過去系という言葉はどうだろうか。古き良き時代や過去の忌まわしい、すでに過ぎ去った何かがあったニュアンスがあ…

「未来系ゴルフショップ」について【2】

<未来系のゴルフショップ>はズバリ、一人一人の顧客に向き合った、カスタマイズ専門店である。ゴルフクラブはゴルフをプレイする道具である。道具はその目的によって仕様が異なるため顧客のゴルフの目的、顧客のスウィング特性、一人一…

公式4大競技を制覇!JGTO初代か会長としても尽力 プロゴルファー今昔物語〜島田幸作編

1950年代、関西の古いゴルフ場からプロゴルファーたちが次々と誕生していった。広野GCの橘田規や茨木CCの杉原輝雄らとともに活躍したのが宝塚GCからプロになった島田幸作だった。 地元の高校を卒業した島田は宝塚GCに就職。…

プロ志向の高い親ほどマナー意識が低い傾向      <ジュニアゴルファーのマナーに関するパイロット調査>(ダイジェスト)

<要旨> 「ジュニアゴルフファーにおけるマナーの実態と親の態度」に関する基礎資料を得ることを目的として、ジュニアゴルフスクールに子ども(5歳~16歳)を通わせている親(21名)に対するアンケート調査を実施(2015年4月…

正義感にあふれ、社会福祉にも情熱を注ぐ プロゴルフ今昔物語~杉原輝雄編【3】

プロゴルファーとして数々の栄光に輝いた杉原は、徹底した頑固者でもあった。正義感にあふれ、お金のためにプロになったというが、社会福祉にも熱心で、いつも寄付活動に余念がなかった。 プログルファーの福祉と人権を守ろうと、選手会…

ウエスタンサミットゴルフ・2015

ウエスタンサミットゴルフ2015が、ザ・サイプレスGCにて9月29日に開催されました。 ゴルフ設計者協会、ゴルフ練習場連盟、ゴルフジャーナリスト協会を中心にゴルフ業界の皆様が集まり、6年前からコンペと懇談会を開催しており…

1ヶ月3万円で決心「お金のため」プロに プロゴルフ今昔物語~杉原輝雄編【1】

【2015年7月29日にデイリースポーツに掲載された記事を引用】 今週からは、デイリースポーツなどでゴルフ記者として50年間、プロゴルフ界を見続けてきた甲斐誠三氏(82)が、豊富な人脈と取材メモからとっておきの裏話を披露…

「文武両道」で大学スポーツ界を牽引する、関東学生ゴルフ連盟の取り組み:単位が足りない学生は大会に出場させない!

<大学スポーツ選手に対する学修支援の必要性> タイトルを読んで「当たり前だ」と思われた方もおられるかもしれません。しかし、ゴルフに限らず、大学における運動部活動においては「学業はほどほどに」という雰囲気が常態化し、大学当…

リンクスコースで開催された第97回全米プロゴルフ

第97回全米プロゴルフは、ミシガン湖畔のウィスリングストレイツGCで開催されました。 4月のマスターズ、6月の全米オープン、7月の全英オープン、そして4大メジャー最終戦になる全米プロは、毎年8月に開催されています。 今年…

弱者ゴルファーを疎外する高反発ルールへの大反論

「クラブの高反発規制はナンセンス。一般アマチュアが少しでも飛ばしたいという願望にブレーキをかけて何の得策があるというのですか。ゴルフの活性化ということを考えたらあんな馬鹿げた規制は即刻廃止すべきです」 7月28日都内で行…

ゲームの山とスイングの山

ゴルフを極めていくには、ふたつの山があると僕は、思っている。ひとつが「スイングの山」である。スイングの完成度を高め、ショットの精度を上げていくという山である。 そしてもうひとつが「ゲームの山」なのである。つまりはゲームマ…