2019年の米国男子ツアーの最終戦「ツアー選手権」で優勝し、フェデックスカップの年間王者に輝いたローリー・マキロイ(30歳)。1500万ドル(約16億円)のビッグボーナスが支給されました。2018年の「ツアー選手権」では、タイガー・ウッズの復活優勝の会添え人として、最終組をプレーしました。今年も最終組で、世界ランク1位のブルックス・ケプカとプレーし、堂々と渡り合い逆転優勝を果たしました。
今年7月、68年ぶりに北アイルランド・ロイヤルポートラッシュにて開催された 第148回全英オープン。地元の大声援を受けて1番ホールに立った(421ヤード・パー4)ローリー。しかしティーショットをいきなり左にOBし、打ち直したショットも左のラフへ打ち込みました。
そこからのセカンドショットがグリーン左のヘビーラフ。アンプレアブルをして6オン2パットのまさかの8となりました。二日目は、ベストスコアーをただき出すが、予選カットに1打及びません。11年の全米オープンで2位と8打差をつけてメジャー初優勝を飾ったローリーですが、2014年の全米プロのメジャー4勝目を最後に遠ざかっています。かたやケプカは、2017年の全米オープン優勝から毎年のメジャータイトルを奪取して4勝を挙げています。
178センチの身長のマキュロイがどうして183のケプカをもオーバードライブするのでしょうか。キーワードは、①張りのある両腕と②確りとしたコア。スイング中、両腕の張りが保たれていおり、大きなスイングアークを作りだしています。まずは両腕を伸ばして大きくテークバックしています(緑丸)。
テークバックの張りがあるからこそ、フォロースルーでの両腕の張りにつながるのでしょう(青丸&黄丸)。それらのスイングの中心となるのがコア(体幹)です。ダウンスイングで体の中心が確りしているからこそ上半身が浮き上がることなく、鋭い腰の回転が可能となります(赤丸)。
腹筋&背筋トレーニングは地味な運動ですが、皆さんにとっても効果は間違いないことでしょう。
日本プロゴルフ協会・A級ティーチングプロ
大東 将啓(オオヒガシ マサヒロ)
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