ささき しょうこ のスイングとチェックポイント

「ささきしょうこ」とひらがなで登録している22歳が、2018年の樋口久子・三菱電機レディスにて2勝目、通算3勝目を飾りました。

幼少時代は虚弱体質で学校を休みがちでした。ゴルフを本格的に始めると、父が脱サラし母が働きに出て家族一丸となって支えてきました。
親子で東香里ゴルフセンターに何度となく相談に来たときは、まだまだ線が細い華奢な体形だったのを懐かしく思いだされます。

15年のプロテストに合格すると、ツアールーキーの16年「大東建託・いい部屋ネットレディス」で初優勝を決めました。 今期、3週前のスタンレー・レディースの優勝後にパニック障害や自律神経失調症などメンタル面の体調不良に陥っていたことを公表しました。SNSなどでファンからの励ましのメッセージが次々と寄せられたといいます。

ささきは「応援してくれる声が多かった。病気を隠していて後ろめたい気持ちがあったけれど、今は大丈夫と思える。病気の公表をしてから2勝目ができてうれしいです」と声を弾ませていました。

ささきしょうこのゴルフスイングは、体幹を中心とした振りぬきの良さが特徴といえます(青丸)。テークバックで右腰から始動するために、クラブヘッドがインサイドに入っています(黄色)。そのためにトップオブスイングでは、腰が回りすぎた逆ピボットの形になっているのが気になるとことです(赤丸)。

インパクトでは、グリップの位置が身体の近くを通る理想的な形です。結果手押してインパクト時のシャフト角度がアドレス時と同じプレーンをキープしています(緑線)。

強い絆で両親に支えられて、メンタル面を克服したささきしょうこの今後の活躍がますます楽しみになりそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1958年(昭和33)6月9日生まれ
1981年 同志社大学経済学部卒業
1983年 ダラス大学院経営修士課程(MBA)卒業
(社)日本プロゴルフ協会(PGA)会員、A級インストラクター
 文部科学大臣認定ゴルフ教師
1997年 PGAコンベンションティーチング部「優秀賞」受賞
1999年 PGA 研究発表 「最優秀賞」受賞
2000年 高知工科大学起業家コース博士後期過程入学
2001年 PGAコミュニケーションプログラム「優秀賞」受賞
2003年 高知工科大学起業家コース博士後期過程終了
主な活動・著書
日本ゴルフ界初の博士プロ。
デビット・レッドベター、ジョー・ティールをはじめ、通訳、翻訳、
インタビュー等を通じて100人を超える海外のティーチングプロと親交を持つ。 主な著書
「ザ・ゴルフボール」ごま書房
「驚異の新ハンマー打法」ごま書房
「ゴルフが上手くなる考え方」週刊パーゴルフ
「目からうろこが落ちまっせ」ゴルフ&ゴルフ
「一人でやれるコンペ必勝法」スポーツニッポン
「ナチュラルゴルフスイング」週刊パーゴルフ
「45分でゴルフがうまくなる!」PHP研究所
「Tee あんどTea」読売新聞のゴルフコラム
東香里ゴルフセンタ― 所属