「ゴルフパートナー」が男子ツアーに参入!女子ゴルフ人気に一矢を報いるか。2020から新規プロ・アマトーナメント!

男子ゴルフツアーに来季から新規大会が加わります。ゴルフ用品販売の「ゴルフパートナー」と日本ゴルフツアー機構(JGTO)共催の「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」が、20年7月8~12日、茨城・取手国際GC東西コースで開催されます。

9月2日、ゴルフパートナー石田純哉社長、JGTO青木功会長、石川遼選手会長らが出席して東京・神田錦町のゴルフパートナー本社で正式発表されました。プロ2人、アマ2人の計4人が1組で4日間ラウンド。プロは2日間の予選と2日間の決勝を行い、通常のトーナメントと同じように賞金を争い、賞金ランキングに加算されます。

アマは前半2日間はダブルス戦ベストボール方式で順位が決まり、後半2日間はスクラッチ戦2Rの合計スコアで順位が決まります。賞金総額は5000万円(優勝1000万円)。出場選手はプロ120人、アマ総数300人。

アマの出場選手は今年11月から来年5月まで全国20会場で開催する予選会で決定します。米ツアーではAT&Tぺブルビーチ・ナショナルプロアマなどが有名ですが国内では初の試み。女子プロ人気に圧倒されている国内男子に久々注目が集まりそうです。

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2020 日本男子ツアーに新規トーナメントが誕生する!〝9月2日、前日福岡でKBCオーガスタを終えたばかりの石川遼も、選手会長として東京・神田での発表会に馳せ参じました。

もちろん青木功会長も列席「日本で初めてのプロアマ方式。プロゴルファーたちが、アマチュアの人たちをいかにもてなし、魅了させられるか。ここのところゴルフ界は女子ばかり報道されてますが、男子もできることはやっているのでぜひ取り上げて頂きたい」と胸を張って″お願い〝をする一幕もありました。

日本では初めてのプロアマ・トーナメントですが、13年から5シーズン米ツアーを主戦場としていた石川遼はこういいった大会も経験済み。「アメリカでは体験しましたけど、普段とは違う和気あいあいの雰囲気でゴルフができた。その中にもピリッとした感じもあってよかった。(アマが2人入る)チーム戦は一体感が出る。

アマはその1週間だけではなく、8ヵ月近くも予選会をやってくるんです。競技はプロと別々でも同じ組での真剣勝負です。同じゴルファーとして話しながらやれる。いまから楽しみです」と、米ツアーでも経験を踏まえての思いを語りました。

プロとアマが一緒に回るプロアマ形式戦。主催に名乗り出た「ゴルフパートナー」は、全国に400店舗を展開するゴルフ用品店チェーン。中古クラブなども手広く扱っているお馴染みのゴルフショップです。

これまでもプロ競技とのつながりも深く、PGAの「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権」は″ゴルフパートナーカップ〝としてここ7年間毎年冠スポンサー(特別協賛)になっています。会場にはゴルフ用品の即売会も大々的に展開。毎年、多くのギャラリーを集めてきました。

そのゴルフパートナーが、ついにレギュラーツアーへ進出してきたのですから腰が据わっています。

★男子ツアー参入へ思いを語る石田純哉代表取締役社長「私も長くゴルフ界に携わってきましたが、より多くのアマチュアのみなさんに、ゴルフが上達する燃える機会を提供したいと常に考えてきました。2020年は東京五輪の年です。ゴルフも競技の一つとして実施されることで来年のゴルフ業界は今以上に盛り上がるものと期待しています。ゴルフ業界が活気づく2020年に、日本初となる『プロアマ式オープントーナメント』にチャレンジすることを決意しました。ゴルフが大好きで上達のために努力を惜しまない大勢のアマチュアゴルファーに出場のチャンスがあるトーナメントです。一人でもたくさんの方々に参加してもらい、楽しんでいただきたい。プロツアーも1試合でも増えるようにと願ってきましたが、我々も長く開催していきたいと思っています」

また、ゴルフパートナーは「ひとりでも多くの人にゴルフを始めてもらいたい」と、2014年から「初心者にクラブ1本プレゼント・キャンペーン」をスタートさせていますが、いまやそれも15万本を突破したという。
ゴルフ愛に溢れるゴルフパートナーです。

会場となる茨城・取手国際GCは美しい松林に囲まれた老舗の林間コース。5年前には開場60周年記念の一環としてJGTO青木功会長が約1年半をかけて2グリーンを1グリーンにするなど東コースの改造監修を行ったゴルフ場。

青木会長は「青木功がどんなゴルフ場にしたかを知らない人もいると思う。実際にここへきて(改修した)新しいコースへ挑戦してもらいたい」と自らが手がけたコースだけに新ツアー開催にも一段と力を込めています。取手国際が国内のレギュラーツアーの会場になるのは初めてのことです。

2020の7月~8月といえば東京五輪の開催月。ゴルフ界では全英オープン(今年は7月18~21日)も開催される多忙な時期に当たる。出場プロの日程がかぶらないかが心配ですが「それも承知してのことです」(ゴルフパートナー石田社長)と語っています。

「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」

4日間各日4人1組で2人がプロ、2人がアマの組み合わせ。アマは前半2日間はダブルス戦でアマ2人のうち、いい方のスコアをとるので誰でも参加して憧れのトッププロと同じ舞台に立てる。後半2日間はスクラッチ戦で18歳以上の社会人男子のみ。従ってそれ相応の実力が必要。アマはスクラッチ戦、ダブルス戦の両方にエントリーができます。プロは通常と同じように4日間予選と決勝を経て優勝者が決まる。2日目が終わったあと金曜日は予備日になります。

【この記事は2019-9-3 ゴルフ会員権売買の老舗 (株)桜ゴルフ『児島宏のグリーン見聞記』に掲載したものを転載しております】

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