2019年4月に、南オーストラリア大学のStenner Bらによって、[Associations between markers of health and playing golf in an Australian population](オーストラリア住民における健康の指標とゴルフプレーとの関連)という論文が報告されている。 この研究の目的は、AHSのデータベースを利用し、オーストラリア在住者における健康の指標とゴルフプレーとの関連性を調査することであった。 分析のために、AHS調査対象者12153人(9435人が18歳以上)のうち、『ゴルファー(n = 128)』と『ノンゴルファー(n = 4999)』が抽出された。 データベースを2次分析した結果以下のことがわかったとされている。
オーストラリア人データの2次分析結果:ゴルファーとノンゴルファーの比較
- ゴルファーはノンゴルファーよりも高齢(ゴルファー57.7±14.2歳、ノンゴルファー48.5±17.6歳、p <0.05)
- ゴルファーとノンゴルファー間の収入に相違はない
- ゴルファーはノンゴルファーに比べて「過体重または肥満」の割合が高い(ゴルファー76%、ノンゴルファー64%、p<0.05)
- ゴルファーは人生のある時点で虚血性心疾患と診断される可能性が高い
- ゴルファーはノンゴルファーに比べ1日の歩数が多く(ゴルファー:8870±3810歩、ノンゴルファー:7320±3640歩、p <0.05)身体的に活発である
- ゴルファーはノンゴルファーに比べて幸福や健康関連尺度の評価(HRQoL:Health Related Quality of Life)が高い
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