ツアーサポートの舞台裏を見る~VOL.71 ツアー会場では弾道測定器での フィッティングが主流

■6月19日(火)アース・モンダミンカップ(千葉県 カメリアヒルズCC)

今回はツアープロの世界では常識となった、弾道測定器を使用したフィッティング状況と弾道測定器を個人的に使用して、コーチとのスイングトレーニングに使用している状況を調べました。

●弾道測定器なしでは難しくなったクラブフィッティングツアー会場でも各クラブメーカーやシャフトメーカーが弾道測定器を持ち込んでクラブフィッティングを行っています。

特に、
A:ヘッドスピードとオールスピードから割りだされるミート率
B:ボールの打ち出し角度と、スピンレート
C:結果としてのキャリー表示とトータル飛距離予測

従来のクラブ調整では計測後、一度クラブをサービスカーに持ち込みバラして作り変えるという、時間のかかる作業をしていましたが、近年ではクラブのフェースアングルやロフト・ライ角調整機能(ウッド系)とタングステンバランスと鉛板でかなり大きな効果を生み出すことが可能になっており、クラブをネック機能やタングステンバランスでその場で調整して弾道測定器で確認する作業が一般的になってきています。

●ツアーコーチによるスイングチェックやクラブチェック
また、近年では多くのプロがツアーコーチとの契約を持ってチェックしていますが、その中には弾道測定器を使ってのスイングチェックとクラブチェックが含まれます。ツアーコーチにとっても選手が結果を残すことが命題であり、選手にとってより有利なクラブを使わせることもコーチの仕事の一部となっています。勿論クラブの調整依頼をかけて調整は担当メーカーが行うことになります。

★現在高額なドップラー効果を利用した弾
道測定器ですが、フライトスコープのミーボ(10万前後)や、日本未発売ながら米国で350ドル程度で販売されているSWINGCaddieなどが広まってくれば、ゴルファー自身がもっと簡単で有効なクラブフィッテイングを行える時代がすぐそこまでやってきていると思われます。来年度からルール改正により一部使用が許可される距離測定器同様、10年後にはこれらの電子機器を使用することが常識になっていそうな気配です。

【この記事は『月刊ゴルフ用品界 2018年8月号』に掲載したものを転載しております】

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ABOUTこの記事をかいた人

長瀬貞之

1954年生まれ
成城大学1976年卒業 
1979年 マグレガーゴルフジャパン 
セールスマネージャープロダクトマネージャーを兼任
1987年 フィラジャパン設立メンバーとして参加 
1989年 タイトリストリストジャパン(現アクシネットジャパン) 設立メンバーとして参加 
シニアマネージャーとして営業・商品開発・広告販促・ツアーサービスをまとめる。
2001年 有限会社ビー・ヒット 設立
執筆業務 業界誌「ゴルフ用品界」で「ツアーサポートの舞台裏を見る!」を連載中