【この記事は2018-08-28に大西久光ブログに掲載したものを転載しております】
スポーツ団体の不祥事が続く一方で「TVを通じて見るスポーツ」の関心が高まっている。
ワールドサッカーでの日本ティームの活躍。
バトミントン世界選手権での桃田賢斗の史上初の大会制覇。
高校野球で大阪桐蔭が2度目の春夏連覇を達成。
準優勝に終わった秋田の公立高校、金足農業高校へのフィーバー。
特に予選からの10試合を一人で投げ抜いた大会屈指の本格派右腕吉田輝星への関心は高まるばかりだった。
アジア大会では連日のように金メダルラッシュが続いている。
特に競泳の池江璃花子が6個の金メダルを取り、1大会最多獲得記録を更新。男子マラソンでは井上大仁が32年ぶりの優勝と、物怖じしない若い選手たちの活躍が続いている。
サッカー以外の選手はすべてトップアマで、プロだけが見せるスポーツをしているわけではない。
それぞれのトップアマにはCM契約など報奨金の支払いもある。
ゴルフでも多くのアマ選手が活躍してきた。アマの宮里藍が2003年ダンロップ女子に優勝し、女子プロ人気のきっかけを作った。男子でも15歳だった石川遼が2007年マンシングで優勝し、更に2011年太平洋でアマの松山英樹が優勝し、男子ゴルフにも明るさが戻った。
来年からルールも大幅に変わり、「古いゴルフ」からの脱皮が始まろうとしている。
然し、「アマ資格」についての変更はない。
ゴルフのアマ資格ではアマは賞金をとることを禁止されている。アマが優勝した時には、2位のプロが優勝賞金を受け取るシステムになっている。
どんなスポーツでも上達しようとすると、大きな資金がかかる。そしてゴルフは、ほとんどのスポーツの中でもかなり厳しいアマ資格で縛られている。
【ゴルフでもアマが賞金をとっても良い】と、するには早いかもしれないが、せめて、獲得賞金をJGAなどへの選手強化資金にしてはどうだろうか?
2位のプロがアマ優勝のお蔭で、優勝賞金を手にするのはおかしくないか?
近年のスポーツの変革の中で、ゴルフのアマ資格についても考える余地があると感じている。
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