ゴルフは立派なスポーツである。野球、サッカー、陸上、それらのものは出発当初はいずれも遊びであった。ゴルフも同じ。後年、娯楽からスポーツに転じた。ゴルフでいえば、歴史的には定かではないが、羊飼いが始めたという。それがイギリ…
CATEGORY 業界情報
ジュニア問題について「子供と回れるゴルフ」 ~有坪 民雄~(日本ゴルフ100年祭記念論文)
私がゴルフクラブを買ったのは小学校四年生のころだったと記憶している。住んでいるところがゴルフ場銀座と呼ばれる地域だったこともあって、周囲にゴルフをやる大人がやたらと多かった。今にして思えば背伸びをしたい盛りだったから、大…
優秀賞 「ゴルフを本当のスポーツに~」 ~松浦 需一~(日本ゴルフ100年祭記念論文)
いかなるスポーツにもルールがあり、加えてマナー、つまり礼儀、行儀、作法等々があります。この二つが欠けたらどんな競技もただの〝ケンカ〟になりかねませんし、そのプレーは品位のない見苦しいものとなってしまいます。 今日のゴルフ…
優秀賞 「幻のハイキングコース」 ~斎藤 良雄~(日本ゴルフ100年祭記念論文)
パパ〝ゴルフ〟ボクたち ハイク〟こんな新聞の見出しが新しい試みを発信していた。28年前(1973年7月)のこと。栃木県内のある町に進出した造成業者が、町当局と結んだ「ゴルフ場設置に関する協定」の中に、イキな項目があったと…
優秀賞 「まず、ゴルフ場の開放から」 ~後藤 順~(日本ゴルフ100年祭記念論文)
以前、プロゴルファーの青木功さんが、あるテレビインタビューで次のようなコメントを言っていた。 「僕は子供たちにゴルフがうまくなるより、誰にでもあいさつしろと教えている。それに、友達をたくさん作れとも」 彼は、シニアツアー…
最優秀賞 「ゴルフを本当のスポーツに~」~ 阿部 鉄午郎~(日本ゴルフ100年祭記念論文)
暑い夏の日差しにも負けずに林間には子供たちの喜々とした歓声が響き渡っていた。 一人で参加したパトリック君(11歳)は、思うにまかせない自分の打ったボールを必死に追いかけ、学科では英語が一番苦手という高校生の安藤君(17歳…
日本ゴルフ100年祭記念論文受賞作品決定
最優秀賞はジュニア問題とゴルフ利用税問題を鋭く指摘した阿部鉄午郎氏 応募総数120作。様々な問題を提起する力作の中から最終投票で受賞作品が決定 去る7月3日、当協会事務局会議室において「日本ゴルフ100年祭記念論文」の表…
ゴルフに日頃想うこと ~高津 健二~
From member’s Voice ゴルフが日本で始まってから100年が経過しようとしている。当初、ゴルフは特定の人、裕福な人しかできないスポーツであった。現在は庶民的スポーツとして認められてはいるものの、「真のスポ…
世界中のゴルファーから尊敬され慕われる人間性豊かな米ツアーの大スターの姿勢 ~新岡 和子~
From member’s Voice ゴルフが日本で始まってから100年が経過しようとしている。当初、ゴルフは特定の人、裕福な人しかできないスポーツであった。現在は庶民的スポーツとして認められてはいるものの、「真のスポ…
不況下だからこそ本末転倒は避けるべき ~榛名 信夫~
From member’s Voice ゴルフが日本で始まってから100年が経過しようとしている。当初、ゴルフは特定の人、裕福な人しかできないスポーツであった。現在は庶民的スポーツとして認められてはいるものの、「真のスポ…
世間に蔓延するゴルフ離れはメディアにも大きな責任がある ~樋口 恭~
From member’s Voice ゴルフが日本で始まってから100年が経過しようとしている。当初、ゴルフは特定の人、裕福な人しかできないスポーツであった。現在は庶民的スポーツとして認められてはいるものの…
日本も最初は1グリーンであった事実を今改めて考えたい 日本ゴルフジャーナリスト協会 ~菅野 徳雄~
1932年に駒沢から朝霞に移転した東京ゴルフ倶楽部はフェアウエイもラフもグリーンもすべて常緑の西洋芝だったそうです。グリーンはベントグラスの1(シングル)グリーンでしたが、散水設備が完備しておらず、水不足のため翌年には全…
アスリートゴルフの発展のカギは1グリーン 日本ゴルフジャーナリスト協会 ~土井 新吉~
いまから40年近くも前のことになる。当時私は新聞社のゴルフ担当記者だった。1957年のカナダカップ(現在のワールドカップ)に日本が優勝したことで、それまでは一部の裕福な階層の人たちだけのスポーツだった日本のゴルフが、よう…
日本のゴルフを世界レベルに引き上げるにはまず、1グリーン 横浜カントリークラブ支配人・日本ゴルフ場支配人会連合会会長 ~松本 秀夫~
当横浜カントリークラブは、平成12年の3月に亡くなられた相山武夫オーナーの長年の懸案だった、1グリーン化の前面改造に、2000年1月から着手しました。オーナーは日本のゴルフを世界的なレベルに引き上げるためには、まず1グリ…
1グリーンと2グリーンではレイアウト、コースデザインが全く異なってしまう ゴルフコース設計家 ~菅原 栄二~
ゴルフコースは本来1グリーンのものである。設計上からいっても2グリーンではどうしても戦略上、無理が出てくる。ゴルフ規則25条第3項「目的外のグリーン」の文言などは一つのホールにグリーンが二つある場合を想定してはいないよう…
2グリーンは伝統あるゴルフの基本を逸脱している ゴルフコース設計家 ~デズモント・ミュアヘッド~
2グリーンというのは日本でしか見られません。基本的にグリーンに近づけば近づくほど、ターゲットが狭められてくるのがゴルフです。そして使用するクラブも短くなり、ターゲットとしてのグリーンを狙って行くわけです。これが2グリーン…
ワールドクラスのゴルフ場設計の最重要ポイントはグリーンである ゴルフコース設計家 ~ロバート・ボン・ヘギー~
私が日本の2グリーンコンセプトを好まない理由は次の通りです。 ワールドクラスのゴルフ場の設計に最も重要なデザインの要素の一つは、適切なグリーンの位置設定です。グリーンはゴルファーがプレーする際、各ホールの最終の目標エリア…
日本より条件の悪い国でも立派に1グリーンで運営している事実に目を向けるべき ゴルフコース設計家 ~ロバート・トレント・ジョーンズJr.~
以前、日本のゴルフコースの多くが2グリーンになった経緯を聞いたことがあります。「たまたまその年、アメリカの中西部が猛暑に襲われ、一時的に2グリーンにしたところ、それを偶然見ていた日本人が2グリーンをそのまま採用した」とい…
2グリーンに慣れているので違和感はないがやっぱり1グリーン ~細川 和彦~
2000年は海外の試合にかなりのウェートを置いて戦ってきました。試合数は15試合前後だったと思います。6月のケンパー・オープンで2位に入り、獲得賞金が昨年の150位相当を上回ったことで、米ツアーのテンポラリーメンバー(臨…
世紀末の問題提起特集~国際ルールの中でシングルグリーンは常識以外の何者でもない ~加藤 俊輔~
日本のゴルフコースにおけるグリーンは創生期より30年程は、1グリーンで統一されていた。当時のゴルフコース設計には、外国人が何らかの影響を与えていたこともあって、ゴルフコースにおけるグリーンはシングルであるなどは論議の外で…