住友ゴム工業株式会社は2月5日、東京都内で、安田祐香選手とのゴルフ用品使用契約に関する記者発表会を行った。
今回の契約で安田選手はスリクソンブランドをはじめとする住友ゴム工業株式会社のクラブ、ボール、キャディバッグ、ヘッドウェア、グローブ、シューズを使用することになる。
安田選手は昨年4月にアメリカのジョージア州のオーガスタ・ナショナルゴルフクラブで初開催されたオーガスタ・ナショナル女子アマチュアゴルフ選手権で3位に入る大健闘。昨年はエビアン選手権、AIG全英女子オープンと海外メジャー2大会で予選通過。エビアン選手権ではローアマチュアにも輝いている。国内にとどまらず、海外でも成績を残している注目株だ。
発表会には多くのメディア関係者が出席したのに加え、安田選手が憧れの選手と語るUSPGAツアーでプレーする松山英樹選手からビデオメッセージが送られるなど、あらためて注目度の高さを感じさせた。
今回のクラブ契約に至った経緯だが、小学校3年生の時から当時スリクソンブランドのアベレージモデルであったスリクソンGieシリーズのクラブを手にしており、ジュニア時代から住友ゴム工業株式会社が展開するゴルフ用品を使用とその縁は深かった。
最近では多くのジュニア向けのゴルフクラブが出ているが、安田選手は小学生の時から大人の男性向けクラブでプレーしており、「軽いクラブだったのでしょうけれども、子どもだった当時は重く感じました」と、当時を振り返った。
2000年生まれで、国内女子ツアーではミレニアム世代と言われる中の1人である安田選手。昨年もアマチュアとして出場したニトリレディースで4位に入るなど、プロ入りが期待されてきたが、昨年11月のプロテストに合格し、今年1月には転向を発表した。
3月に始まる新シーズンに向け「前半戦のうちに勝ちたい」と抱負を語った。
USLPGAツアー挑戦も見据えるが、同じく住友ゴム工業株式会社と契約している畑岡奈紗選手が同ツアーでサポートを受けており、体制が整っていることも彼女には大きいだろう。
将来の目標は「周囲の方から尊敬され、子どもたちから憧れる選手になりたい」という安田選手。
プロ転向し、ツアー本格参戦1年目となる2020年に大きな契約を結んだ彼女の今シーズンの活躍に注目が集まる。
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