今からざっと40年前のことである。ツアーやゴルフ場の取材などで、年間4、5回は広島を訪れていた。行くたびに、繁華街にある「四斗平」という日本料理店で夜のスタートを切っていた。 兄弟で店を経営していて、店主である弟はゴルフ…
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故 佐藤棟良氏を偲ぶ
【この記事は2015-06-16に大西久光ブログに掲載したものを転載しております】 6月5日、私の恩人であり、ゴルフ界の恩人である佐藤棟良氏が96才で永眠されました。 思い返せば1974年、日本のゴルフ界を国際化したいと…
還暦を迎えても現役・・・・亡き父の厳しい特訓のたまもの プロゴルファー今昔物語〜中嶋常幸編【2】
中嶋のすごさは、ダンロップフェニックストーナメントに日本人として初めて優勝したことでも証明された。 1974年に当時としては日本ツアー最高額となる賞金総額5100万円(現在は2億円)の同トーナメントが始まった。ジャック・…
「タテ社会」の日本ゴルフ 「ヨコ振り」の難しさ
このコーナーはもちろん、インターネットで使われる文章は、文字が左から右に流れる「ヨコ書き」がほとんどである。一方で、新聞や雑誌、単行本など従来の活字媒体は上から下に流れる「タテ書き」が圧倒的だ。両方が混在し、しかもそれを…
阪神・淡路大震災が起こった時真っ先に連絡をくれた プロゴルファー今昔物語〜中嶋常幸編【1】
朝、夢うつつだった。醒めているような、まだ寝ているような-。突然、下から突き上がった。今度は左右に揺れ始めた。テレビが飛んできた。本箱が倒れてきた。布団をかぶり耐えた。 「地震だ」-。 揺れが収まると外に飛び出した。幸い…
世界のスーパースター
【この記事は2015-04-22に大西久光ブログに掲載したものを転載しております】 2015マスターズがタイガーの後継者を決める節目になるのでは? と感じてきましたが、どうやらそんな気配になりました。 その一番手は世界ラ…
小学生がゴルフトーナメントを実体験
男子プロゴルフツアー三井住友VISA太平洋マスターズ2日目のインタビュールームで、実際にこんなやり取りが交わされた。 「何をミスしたんですか?」(記者役の小学生) 「え?人生でですか?」(プロゴルファー役の小学生) 「好…
パットの距離感 感覚に頼るか、数値で裏付けるか
言葉、表現こそ違え、ゴルフゲームの中でパッティングの重要性を強調する格言は多い。 例えば1ラウンドを90で回る人は、18ホールすべて2パットとすると、合計36ストローク。つまり40%がパットになる。これを「残り60%の5…
ジャンボは弟2人を立派に育てた点でも高評価されていい プロゴルファー今昔物語〜尾崎将司編【2】
初優勝を飾った1971年の日本プロ選手権(宮崎・フェニックスCC)で初めて尾崎将司を見た時、びっくり仰天した。飛ばし屋とは聞いていたが、ドライバーはこちらの想像以上にとんだ。当時はパーシモンウッドに糸巻きボール。250ヤ…
山下和宏プロ
山下プロは私が社長を務めさせて頂いている「ザ・サイプレスGC」の所属プロです。18才の時にサイプレスで研修生になり、1998年に25才でプロ入りしました。 その後、大変に苦労したようですが、2007年に再度サイプレスの所…
日本選手が世界で通用する日は来るのか ~西村 國彦~
2015年12月14日、日本ゴルフジャーナリスト協会主催でタウンミーテイングが開催されます。題して「ここがヘンだよ 日本のゴルフ界Ⅱ」そこでは討論テーマの第1に、『世界に通用しない日本人プロゴルファーの根源的な脆弱を問う…
ゴルフにも「金属バット」があっていい
ゴルフ用具に関心のある方なら、近ごろ、あるただし書きのついたドライバーやボールの宣伝広告を目にすることが多くなったのにお気づきだろう。 「ルール適合外」というものだ。R&A(ロイヤル・アンド・エンシェントクラブ)も米国ゴ…
新時代の到来を告げたジャンボ プロゴルファー今昔物語〜尾崎将司編【1】
宮崎市の海岸にある「フェニックスリゾートクラブ」は、日本で初めてともいえる欧米風のゴルフ場である。日向灘に面した松林を切り開き、平たんで幅の広いコースが生まれた。さらにフェアウエーにはティフトワーフという洋芝を張り、グリ…
世界中で勝利を重ねた不世出の日本人プレーヤー プロゴルファー今昔物語〜岡本綾子編【3】
数々の栄光を手にする一方で、腰痛やひざの故障にも苦しみ、05年を最後に一線から退いた岡本。現在は故郷に近い東広島市の木谷というところで土地を耕し、農業を営んでいる。まさに晴耕雨読の悠々たる生活だ。木谷地区は木谷ジャガイモ…
『障がい者ゴルファーに学ぶゴルフの役割』
障がい者ゴルフ協会の設立 今を去ること8年前、平成19年の春のことだったと思いますが、義足をつけた足を引きずった人やあきらかに脳梗塞の後遺症と思われる半身不随の人など、5名の障がい者の方たちが、突然東京の筆者の事務所に訪…
健康カプセル!ゲンキの時間『ゴルフの動きで脳・身体健康術』
2015年5月3日7時から、毎日放送の番組『健康カプセル!ゲンキの時間』でゴルフの動きで出来る健康法について放送され、早速、箕面の遠山隆重様がその詳細をメールで送ってくれました。 ゴルファーにはとても嬉しい情報なので、多…
世界ゴルフ殿堂入りが物語る偉業の数々 プロゴルファー今昔物語〜岡本綾子編【2】
米女子ツアーに日本人として初めて本格参戦した岡本は目覚ましい結果を残した。米国ツアーで17勝、欧州ツアーで1勝。1987年には米ツアーの賞金女王も獲得した。 このころ大阪の毎日放送が主催して日米両国の合同ツアー、ハワイア…
何故、男子プロゴルフは低迷しているのか?
男子ツアー競技は国内で25しかありません。 1990年には44競技が開催されていましたから、半減していることになります。 女子ツアーのシード選手の中には25才以下の日本選手が13名(25%)もいますが、 男子はシード選手…
ゴルフに必要な忍耐力作り
トラさんはとても負けん気の強い勝負師でした。 22歳も若い私にでも、距離で負けると、 ムキになってフックを打ち、私をオーバードライブしたほどです。 そんなトラさんの愛車はジャガーでしたが、 「高速道路で制限速度より10キ…
「僕より飛ぶ」杉原も感嘆した“飛ばし屋” プロゴルファー今昔物語〜岡本綾子編【1】
「めっちゃ、飛ばす女子プロがいる」という噂を聞きつけて、兵庫県西部の赤穂国際CCを訪れたのは1974年のことだった。 岡本綾子と初めて会った。岡本はもともとソフトボールのピッチャーで愛媛の今治明徳高、大和紡福井で活躍。国…