ダンロップスポーツの超人気ブランドクラブ、ゼクシオの10代目となる「XXIO x」(ゼクシオ テン)が新登場です。
2000年にデビューしたゼクシオは、当初から爆発的な人気を集め、2年毎の″モデルチェンジ〝で進化を続けて18年。今回で区切りの10代目を迎えたヒット商品です。その間、売りまくったゼクシオブランドの総合計は、なんと1905万8405本。
木滑和生社長は「10代目で2000万本越えが目標」と高々に宣言しました。プロはもちろん幅広いアマチュアゴルファーに愛され続けた″お化けクラブ”10代目とはどんなクラブ?。
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2年に一度の新ゼクシオ発表会。10月初めに行われた10代目のお披露目会は、東京・北品川の東京マリオットホテルのボールルームでした。
木滑ダンロップスポーツ社長以下スタッフのほかに、中嶋常幸、横峯さくら、今季ヨネックス・レディスでツアー初優勝した青木瀬令奈、躍進著しい大堀裕次郎らダンロップの用品契約プロも招かれて盛大でした。
ゼクシオといえば2000年の発表以来「飛び」「やさしさ」「爽快な打球音」を追求し続け、絶えず新たなテクノロジーを生み出してきました。発売から9代にわたって17年連続でシリーズ国内売上No1を継続。
ドライバ―だけにとどまらず、フェアウェイなどのウッド系にアイアンまで、幅広くシリーズが売れ続けたのが、他メーカーとは違うところ。ダンロップスポーツの屋台骨を支えたといってもいいでしょう。
今回新発売される「ゼクシオ・テン」シリーズ。ゼクシオ最大の魅力といえば、やはり打ちやすさと飛距離ですが、今回は特に打点のバラつきを生む原因となる体のブレに着目。独自の構造・剛性設計によってスイングを安定させて打点を芯に集め、芯の反発性能を高めた相乗効果で大きく飛ばすことに成功。
テストの結果では、拡大したスイートスポットで芯でヒットする確率は59%から73%まで上がった(14%アップ)ことが確認されています。加えてゴルファーのスイング中の負荷(力)を軽減するために、ヘッドとシャフトの重さ、バランスを研究。
クラブはできるだけ体の近くに通し、インパクト直前に力を解放してクラブを素早く通過させることが効果的であることがわかり、新開発の軽量シャフトがそれを助けてくれます。打点のバラつきは28%抑制され、ドライバーの飛距離で、9代目に対し5ヤードアップになり、ゼクシオ史上最大の飛びになったと説明しています。
打ちやすさで評判のアイアンも、ウッド系と同じコンセプトで作られていますが、加えて今回、ストロングロフト化(各番手1度ずつ)と長尺化が採用されています。ボールを芯で捉えやすい設計で深低重心になっているため、同じ番手でも同じような高弾道が得られます。
長尺化したことでは飛距離が伸び、前モデル比、+3.3ヤードの飛びを実現しているのは魅力です。
他メーカーでも単品でヒットしたクラブはいくつかありますが、ウッド、アイアンと、幅広くそろって売りまくったのがゼクシオの特徴でしょう。誕生してそろそろ20年目になろうかという、息の長いヒットを続けるこのゼクシオ。いったいどこまで売り続けるのか、見ものです。
中嶋常幸プロ「なんといっても打ちやすさ。やさしく飛ぶ。オフセンターに当たったときも飛距離が変わらない。最初からの基本がブレずに進化してきたのが一番」
横峯さくら「私はゼクシオのクラブでずっと一緒に戦ってきた。私になくてはならない″相棒〝みたいな存在。ヒールに当たっても飛距離が落ちないのがありがたい」
青木瀬令奈「打ちやすくてとにかく初速が速いのを感じる」
大堀裕次郎「打ちやすいクラブ。芯を外してもちゃんと飛んでくれる」
≪価格≫
「ゼクシオ テン」ドライバー レギュラーモデル⇒8万円+税。
「ゼクシオ テン」ドライバーMiyazaki モデル⇒8万円+税。
「ゼクシオ テン」フェアウェイウッド⇒5万3千円+税 。ハイブリッド⇒3万8千円+税。
「ゼクシオ テン」アイアン⇒5本セット12万円+税(カーボンシャフト)、9万5千円+税(スチールシャフト)。
レディス・シリーズもある。
発売日⇒12月9日(レディスのみ12月16日)
【この記事は2017-10-16 ゴルフ会員権売買の老舗 (株)桜ゴルフ『児島宏のグリーン見聞記』に掲載したものを転載しております】
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