JGJA(日本ゴルフジャーナリスト協会)は8月27日に、USPGAツアーのZOZOチャンピオンシップ(10月24~27日)の開催コースである習志野カントリークラブでの第2回となる視察会を実施。当日はゴルフ業界関係者はじめ一般ゴルファーら24名が参加した。
習志野カントリークラブは、2016年の日本シニアオープンをはじめ、国内男子ツアーのサントリーオープンなどの多くの試合を開催してきた実績があるトーナメントコース。
ZOZOチャンピオンシップでは、36ホールある習志野カントリークラブのキングコース、クイーンコースのそれぞれ18ホールから、9ホールずつが選ばれ使用される。その中には今までトーナメントで使われたことの無いホールも含まれるという。
6月と8月の2回に分けて行った本視察会。今回はキングコースの18ホールをラウンドした。
当日はラウンド前に篠塚健司支配人が、USPGAツアーの担当者からラフの長さを短めに設定することや、グリーンのスピードを12~12.5フィートに調整するようにと依頼があったことを紹介。さらに6月の研修会以降に進められた改修状況が説明された。また大会会場に決まって以降、入場者数が増加傾向にあり、注目度が上がっていることが明かされた。
さらに、習志野カントリークラブのメンバーであり、当協会の会員でもある薬師寺広よりキングコースとクイーンコースの違いやそれぞれ特徴が語られた。多くの木が空中のハザードとなっていることなど、ティーショット時の注意点も付け加えられた。
次に当協会の永井延宏より、現在USPGAツアーで多くの選手が多用している「グリーン周りでボールを上げて止めるアプローチショット」についてレクチャーが行われた。テレビ中継などではロブショットと紹介されることが多いが、実際にはウェッジのバウンスを使い、ボールを拾うようにして上げているというショット。ヘッドとボールがコンタクトした時の、フェースの動きなどが細かく解説された。参加者の多くがラウンド前にアプローチグリーンでその打ち方を試し、永井氏には多くの質問が寄せられた。
ラウンドでは、習志野カントリークラブの競技会でも、優勝スコアが80台になることもあるという難易度の高いキングコースに、多くの参加者が苦戦。大会時には通常のUSPGAツアーのトーナメントに比べてラフは短く、フェアウェイも広めにセッティングされる予定ということだったが、左右に曲げて1ホールで大叩きをしたという声が多く聞かれた。
また薬師寺氏から「トーナメント時にはバーディー合戦、ロースコアの争いになるだろう」という話もあったが、参加者は深いバンカーに捕まるなどコースのワナを体感。その難しさを実感していた。また、ドッグレッグのホールが多いことから「持ち球も優勝の要因になるだろう」という声も多く聞かれた。実際にフェードヒッターのゴルファーから「ティーショットで構えやすいホールとそうでないホールとハッキリしていた」との意見もあった。
第2回の今回もプレーを通じてコースを体験するだけでなく、いよいよ開幕まで2ヵ月を切ったZOZOチャンピオンシップに関する貴重情報も得られ、参加者にとって充実の一日となった。
今後もJGJAでは会員の知識向上のため、このような視察会や勉強会を行っていく予定。
次回は9月27日にタウンミーティングを実施する。
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