ダンロップスポーツは看板クラブ「ゼクシオ」１１代目のニューモデルを発表しました。２０００年に初代モデルが誕生して以来、ほぼ２年ごとにニューモデルを発表。
１９年連続でシリーズ国内売上ＮＯ１（通算ドライバー約２４５万本、アイアン約１２００万本＝住友ゴム工業調べ）を続ける″お化けクラブ〝です。今回１１代目となるゼクシオドライバーは、高弾道で飛ばせる「ゼクシオ・イレブン」と、比較的体力がありもっとしっかりクラブを振り切りたいゴルファー向けの「ゼクシオ・エックス（Ｘ）」の２モデルをラインアップ。新しいゼクシオテクノロジーを搭載したニュークラブで″王座〝の維持を狙っています。
ニューゼクシオはフェアウエイウッド、ハイブリッド、アイアン、パターも併せて新モデルを発表。１９年１２月７日から順次新発売されます。
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１１代目「ゼクシオイレブン」ドライバー。
爽快な打球音でやさしく気持ちよく飛ばせる、とうたってきたゼクシオ・ブランド。発売以来約２０年、ゴルファーの人気を独り占めしてき高級クラブです。
″ゼクシオ世代〝といわれたそのゴルファーの年齢も、５０歳～６０歳とトシを重ねてきました。従来からのゼクシオファンを繋ぎとめる一方で、若い世代のゴルファー獲得にも目を向けるダンロップの戦略。それが今回の１１代目ゼクシオ２モデルのターゲットです。
新技術の一つは、「ウエイトプラス」テクノロジーです。ヘッドの反発性能の向上だけにとどまらず、ゴルファーのパワーを最大限に引き出すためにスイングの領域にまで踏み込んだ開発です。
シャフト重量を軽量化し、シリコンラバーで覆った「シリコンラバーブッシュ」をクラブのグリップエンド部分に埋め込みます。クラブの手元に重量を集中させることによってテークバック時のヘッドを支える力を軽減。テコの原理でスイング始動時からコックがたまり、深く安定したバックスイングからトップへと誘導されます。
より速く、正確なインパクトを可能にする「理想のトップ・オブ・スイング」の実現というわけです。体験テストでは約７０％の人がワッグルしただけで、また約８０％の人がクラブを振ったときに変化を体感したという。
結果、ゼクシオイレブンでは、前作比４ヤードの平均飛距離アップを得ています（ゼクシオイレブンは１０ｇ。エックスは６ｇのシリコンを装着）。
もう一つは、フェース中央部を従来モデルより薄く大きくすることで 、センター付近の高初速エリアが拡大（イレブンでは従来比７２％拡大）。
大幅な飛距離アップにつながりました。ゼクシオイレブンはソールとクラウンを薄肉化し、そこで生まれはウエイトを後方に配置。ゼクシオエックスはソールに比重の軽いカーボン素材を複合することで、ともに慣性モーメントを増やし、広いスイートイエリアを得ています。またゼクシオイレブンはこれまでのヘッド形状や打球音を踏襲。
新たなラインアップのゼクシオエックスはディープでストレートなフェースと、ヘッドスピードが速いユーザーが好む「残響の短い締まった打球音」に設計されています。
初代モデルから人気の高いゼクシオ・アイアンについても、ドライバーと同じテクノロジーを採り入れ、コックがたまり深く安定したトップ「飛びのパワーポジション」でより速く正確なインパクトを可能にしています。前作比３．３ヤードの平均飛距離アップ（ゼクシオ イレブン）を記録する進化をみせています。フェアウェイウッド、ハイブリッド、も同じテクノロジーを採用。
フェアウェイウッドでは前作比３．８ヤード、ハイブリッドでは前作比１．３ヤードの平均飛距離アップとされます。合わせて新発売されたソフトな打感と高慣性モーメント設計のＮＥＷ「ゼクシオ ミルド パター」にも注目です。
１１代目ゼクシオの発売を契機に、ブランドロゴも２０００年のデビュー以来初めて刷新されました。特徴的な「Ｘ」のシンボルマークのゴールド部分は「ゼクシオ・アロー」と呼ばれます。ゼクシオが常に「ゴルフの未来への扉・入口」にゴルファーをいざなう存在であり続けたいという思いが込められています。２種類のドライバーのコンセプトの流れを汲んだフェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアンなど、新しいゼクシオテクノロジーを搭載した各クラブが用意されています。
１１代目、約２０年間もの長期にわたってゴルフ界に君臨した「ゼクシオブランド」が、激しい外国製品の攻勢などにも堪えて王座をキープできるかどうか。見どころです。
★「ゼクシオ イレブン」ドライバー
ロフト角（度）９．５ １０．５ １１．５
ヘッド体積 ４６０
クラブの長さ（インチ）４５．７５
クラブの重さ Ｓ ＳＲ Ｒ Ｒ２
★「ゼクシオ エックス」ドライバー
ロフト（度） ８．５ ９．５ １０．５
ヘッド体積 ４６０
クラブの長さ（インチ）４５．５
クラブの重さ Ｓ ＳＲ Ｒ
メーカー希望小売価格
★「ゼクシオ イレブン」ドライバー
「ゼクシオ エックス」ドライバー
ともに１本８０，０００円
★「ゼクシオ アイアン」１本２４，０００円（カーボンシャフト）。１本１９，０００円（スチールシャフト）。
★「ゼクシオフェアウェイ ウッド」１本５３，０００円
★「ゼクシオハイブリッド」１本３８，０００円
★「ゼクシオ ミルド パター」１本４０，０００
【この記事は2019-10-21 ゴルフ会員権売買の老舗 (株)桜ゴルフ『児島宏のグリーン見聞記』に掲載したものを転載しております】
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