トーナメントはコロナ遅れ

 いったい、どうなっているのだろう。いまだに中止つづきで1試合も行われていない。果たして”開幕日”は、いつ、どの大会になるのだろうか。いくらコロナウイルス拡大のせいとはいえ、これでは気になるゴルフフアンも多かろう。

もうそろそろとは思っていたが、やはり先日(8日)の発表では
またまたツアー第15戦の「宮里藍サントリー・レディース」(兵庫・
六甲国際GC、6月11~14日)が中止になった。関西ではとても
評判がよく、大会アンバサダー宮里のサインには長い長い列が
できるほどだった。そのうえ人気絶頂の渋野日向子(21)が
サントリー所属プロとして初めて登場するとあって、評判も上々
だったのだが…。お目当てのフアンはがっくりだ。

 「会場でみなさんにお会いすることができずとても残念です。
アメリカへも行きたいし、今は自分ができることをしっかりやり
開幕に向けて調整していきます」(渋野)
 「アンバサダーとしてはもちろん、個人的にもとても複雑な気持ち
です」(宮里)
 「ギャラリー、選手、ボランティアの皆様の安全・安心を第一に
これまで中止と判断してきました(日本女子プロゴルフ協会)

 男子の大会の方はどうなのか。東建ホームメイトカップ、中日
クラウンズ、関西オープンなど7大会連続で中止となっている。
いずれも開幕日がまだやってきていない。
 
 それではアメリカではどうか。中止のところもあるが、メジャー
大会はいずれも延期して日程が決まっている。マスターズは11月に
スライド、全米プロは8月、全米オープンは9月にとそれぞれ決まった。
ただ全英オープンだけが中止となってとても残念だが…。
女子の方も全米女子プロが6月、全米女子オープンが12月と
それぞれ期日が決定している。

 このように日本もアメリカも振り回されているが、こんなのは
サンケイスポーツで長らくゴルフトーナメントを担当した筆者にも
経験がない。なんといっても相手が”コロナ”とあっては大自然に
任せるしかないだろう。

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ABOUTこの記事をかいた人

1934年生まれ。1959年にサンケイ新聞社大阪本社に入社。サンケイスポーツで主にゴルフを担当。海外メジャーへの取材も多数。平成3年に同紙の「ゴルフページ」が出来てからは、同ページの特集面を専従。通算33年間、ゴルフを担当したのち、同社を退社。現在はフリーで活動中。
主な活動・著書
退社後もサンケイスポーツでの「ゴルフページ」で執筆中。
月刊誌「アジア倶楽部」にて、アジアのゴルフ場についてのリポートを執筆。マレーシア、インドネシア、タイ、インド、スリランカ等に取材中。