CATEGORY 会員記事

日本選手が世界で通用する日は来るのか ~西村 國彦~

2015年12月14日、日本ゴルフジャーナリスト協会主催でタウンミーテイングが開催されます。題して「ここがヘンだよ 日本のゴルフ界Ⅱ」そこでは討論テーマの第1に、『世界に通用しない日本人プロゴルファーの根源的な脆弱を問う…

ゴルフにも「金属バット」があっていい

ゴルフ用具に関心のある方なら、近ごろ、あるただし書きのついたドライバーやボールの宣伝広告を目にすることが多くなったのにお気づきだろう。 「ルール適合外」というものだ。R&A(ロイヤル・アンド・エンシェントクラブ)も米国ゴ…

2016年の規制改定で「高反発」を正当化する秘策

ゴルフ用品市場の低迷は、2008年1月に施行された「反発規制」から始まったと明言できる。それ以降、ゴルフヘッドについては重量やライ・ロフトを可変できるものがルールで許容され登場したが、ゴルファーが一番望んでいる飛びを革新…

世界中で勝利を重ねた不世出の日本人プレーヤー プロゴルファー今昔物語〜岡本綾子編【3】

数々の栄光を手にする一方で、腰痛やひざの故障にも苦しみ、05年を最後に一線から退いた岡本。現在は故郷に近い東広島市の木谷というところで土地を耕し、農業を営んでいる。まさに晴耕雨読の悠々たる生活だ。木谷地区は木谷ジャガイモ…

『障がい者ゴルファーに学ぶゴルフの役割』

障がい者ゴルフ協会の設立 今を去ること8年前、平成19年の春のことだったと思いますが、義足をつけた足を引きずった人やあきらかに脳梗塞の後遺症と思われる半身不随の人など、5名の障がい者の方たちが、突然東京の筆者の事務所に訪…

世界ゴルフ殿堂入りが物語る偉業の数々 プロゴルファー今昔物語〜岡本綾子編【2】

米女子ツアーに日本人として初めて本格参戦した岡本は目覚ましい結果を残した。米国ツアーで17勝、欧州ツアーで1勝。1987年には米ツアーの賞金女王も獲得した。 このころ大阪の毎日放送が主催して日米両国の合同ツアー、ハワイア…

何故、男子プロゴルフは低迷しているのか?

男子ツアー競技は国内で25しかありません。 1990年には44競技が開催されていましたから、半減していることになります。 女子ツアーのシード選手の中には25才以下の日本選手が13名(25%)もいますが、 男子はシード選手…

ゴルフに必要な忍耐力作り

トラさんはとても負けん気の強い勝負師でした。 22歳も若い私にでも、距離で負けると、 ムキになってフックを打ち、私をオーバードライブしたほどです。 そんなトラさんの愛車はジャガーでしたが、 「高速道路で制限速度より10キ…

「僕より飛ぶ」杉原も感嘆した“飛ばし屋” プロゴルファー今昔物語〜岡本綾子編【1】

「めっちゃ、飛ばす女子プロがいる」という噂を聞きつけて、兵庫県西部の赤穂国際CCを訪れたのは1974年のことだった。 岡本綾子と初めて会った。岡本はもともとソフトボールのピッチャーで愛媛の今治明徳高、大和紡福井で活躍。国…

名手の考え方はひと味違う

今から52年前、東京ゴルフ倶楽部でのプロ月例会のラウンドについて歩いていたときのことです。 「オイ、大西これをカップインさせるから見てろ」 と、トラさんはバンカーから叫んでグリーンの芝目を読みにに行きました。 その頃は芝…

エージシューターの3大要素:①健康・体力レベルよりもゴルフテクニック、②ゴルフ以外にも運動習慣がある、③暮らし向きが良い

Gewニュース(2015年10月1日)に「可処分所得が多いと達成率が高い?データで見るエイジシューターの生活環境」という興味深い記事が掲載されています。この記事には[?]がついていますが、この話はあながち間違いでもないと…

中村寅吉プロとの出会い

初めまして。 ゴルフ評論家の大西久光です。 この度、日本ゴルフジャーナリスト協会に入会させていただきました。 私のブログで掲載していた記事をこちらのサイトでもご紹介させて頂きます。 ブログでは私の長いゴルフ歴でお目にかか…

「未来系ゴルフショップ」について【1】

未来系という言葉には何か希望的なことや新しく、そして少し期待の持てる意味が含まれている。では未来系の反対語としての過去系という言葉はどうだろうか。古き良き時代や過去の忌まわしい、すでに過ぎ去った何かがあったニュアンスがあ…

「未来系ゴルフショップ」について【2】

<未来系のゴルフショップ>はズバリ、一人一人の顧客に向き合った、カスタマイズ専門店である。ゴルフクラブはゴルフをプレイする道具である。道具はその目的によって仕様が異なるため顧客のゴルフの目的、顧客のスウィング特性、一人一…

公式4大競技を制覇!JGTO初代か会長としても尽力 プロゴルファー今昔物語〜島田幸作編

1950年代、関西の古いゴルフ場からプロゴルファーたちが次々と誕生していった。広野GCの橘田規や茨木CCの杉原輝雄らとともに活躍したのが宝塚GCからプロになった島田幸作だった。 地元の高校を卒業した島田は宝塚GCに就職。…

プロ志向の高い親ほどマナー意識が低い傾向      <ジュニアゴルファーのマナーに関するパイロット調査>(ダイジェスト)

<要旨> 「ジュニアゴルフファーにおけるマナーの実態と親の態度」に関する基礎資料を得ることを目的として、ジュニアゴルフスクールに子ども(5歳~16歳)を通わせている親(21名)に対するアンケート調査を実施(2015年4月…

正義感にあふれ、社会福祉にも情熱を注ぐ プロゴルフ今昔物語~杉原輝雄編【3】

プロゴルファーとして数々の栄光に輝いた杉原は、徹底した頑固者でもあった。正義感にあふれ、お金のためにプロになったというが、社会福祉にも熱心で、いつも寄付活動に余念がなかった。 プログルファーの福祉と人権を守ろうと、選手会…

ウエスタンサミットゴルフ・2015

ウエスタンサミットゴルフ2015が、ザ・サイプレスGCにて9月29日に開催されました。 ゴルフ設計者協会、ゴルフ練習場連盟、ゴルフジャーナリスト協会を中心にゴルフ業界の皆様が集まり、6年前からコンペと懇談会を開催しており…