安売りをする前に、することは無いのか? 第88回日本オープンゴルフ選手権

今年の日本オープンゴルフ選手権が大阪府の茨木カンツリークラブ西コースで開催された。 日本ゴルフ協会(JGA)が主催する日本一のナショナルオープンとして今年が第88回となる。

茨木カンツリー倶楽部は、100年前の1923年に創立された関西屈指のゴルフ場。 伊丹空港や新大阪駅から半時間以内の交通アクセス抜群の立地に恵まれている。

その日本オープンゴルフ選手権の観戦チケットの価格を聞いて驚いた。

当日券価格(税込)が、水曜日の練習日・1000円、木曜日と金曜日の予選・2000円、土曜日と日曜日の決勝・4000円と信じられないほど安い。そのうえ前売り券価格(税込)は、予選日の共通券2枚+指定練習日(水)1枚で2000円、決勝日の共通券2枚+指定練習日(水)1枚で4000円となっている。つまり一人あたり実質で予選日1000円、決勝日2000円を切ることになる。

これがゴルフの日本一を決めるトーナメントのチケットの価格となると愕然とする。海外のメジャートーナメントであれば、その価格は一桁違う。しかもトーナメント1年前には完売で、手に入らないプラチナチケットとなっている。

価格だけでなくギャラリー数は、1週間で20万人を下らない。ちなみに日本の男子トーナメントで1週間2万人を超えることは、ほとんどないのが現状である。価格で一桁違い、観客数で1桁違うということは、チケット売上額は100分の1以下となる。

日本の経済が低迷しているからだろうか? そんなことはない。プロ野球のCSシリーズのチケットは、発売から1時間半で完売したという。 ネットでは25万円の価格がついているとも言われている。

それでは、日本においてゴルフの人気がないからなのだろうか?  いやいや昨今のコロナ禍で若者層を中心にゴルファーが増えているのが現実だ。

東京ディズニーランドと同等の広さの30万坪以上のゴルフ場を自由に一日中観戦できるトーナメントチケットが、実質1000円を切る価格で良いのだろうか?

安売り前に、ゴルフトーナメントをより魅力あるものにする必要が有るのではないだろうか?

4 件のコメント

  • 私は6年前に広島から大阪市に引っ越してきました。
    辞めていたゴルフを妻と再開し毎週兵庫県のゴルフ場に行っています。
    夫婦共にゴルフにはまっております。
    大阪に来て驚いたのは関西でのツアーの開催男女共に多いことです。
    ただ事前に知ることは少なく当日になって、TVの番組表や録画を見て「ああ今日は兵庫のあのゴルフ場で大会があるのか!」と知る次第です。
    観覧に行ってみたいとかボランティアに参加したいとか後になって思うことも多いです。
    私達のような人達も多いのでは?
    もっと事前に開催地を知る方法があれば良いと思います。
    例えば奈良県のあるゴルフ場に行ったとします。
    そのゴルフ場のトイレに兵庫県の大会ポスターでも、張ってあれば気になると思います。
    県をまたぎゴルフ協会などが協力すれば可能かと思います。
    アコーディア、PGM関係なく、ツアー開催しないゴルフ場も協力すればもっと認知さすことも可能と思います。

  • 男子プロは女子に比べて低迷してるからなんとか観客を集めて人気があると見せかけたいのだろう松山さん以外本場で活躍できる人がいないので実力の底上げが急務だろう、先日の試合で解説の藤田さんがスーパーショット?を「これが男子プロだ!」と女子プロと比較してるのが全てを物語っている私も男子プロの試合は全く観なくなった

  • 大会初日に観戦しましたが、女子と比べ物にならない迫力あるショットに驚きました。ただ悲しいかな、石川遼プロの組と蝉川泰果プロの組にはギャラリーが付いていたがその他の組にはほとんどギャラリーがいないのだ。
    その点を何とかすればだ思ったが、私はまた男子プロのトーナメントを観戦したいと思った。

  • ナショナルオープンで日本最高峰、しかもジャパンゴルフツアーで最高の賞金(総額2億1千万円、優勝4千2百万円)と謳っているものの、女子ツアーの最高額・アースモンダミンカップの足元にも及ばない現状(総額3億円、優勝5千4百万円)。
    しかもゼネラルプロデューサーは最終日、日本オープンの会場にはなく、女子の富士通レディースのテレビ解説としてテレビ朝日に出演。
    「どっちが主なの」と訪ねたくなるのもあり、「日本オープンのゼネラルプロデューサーって、誰でもできるんだ」とも思った次第。

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    1958年(昭和33)生まれ
    1981年 同志社大学経済学部卒業
    1983年 ダラス大学院経営修士課程(MBA)卒業
    (社)日本プロゴルフ協会(PGA)会員、A級インストラクター
     文部科学大臣認定ゴルフ教師
    1997年 PGAコンベンションティーチング部「優秀賞」受賞
    1999年 PGA 研究発表 「最優秀賞」受賞
    2000年 高知工科大学起業家コース博士後期過程入学
    2001年 PGAコミュニケーションプログラム「優秀賞」受賞
    2003年 高知工科大学起業家コース博士後期過程終了
    主な活動・著書
    日本ゴルフ界初の博士プロ。
    デビット・レッドベター、ジョー・ティールをはじめ、通訳、翻訳、
    インタビュー等を通じて100人を超える海外のティーチングプロと親交を持つ。 主な著書
    「ザ・ゴルフボール」ごま書房
    「驚異の新ハンマー打法」ごま書房
    「ゴルフが上手くなる考え方」週刊パーゴルフ
    「目からうろこが落ちまっせ」ゴルフ&ゴルフ
    「一人でやれるコンペ必勝法」スポーツニッポン
    「ナチュラルゴルフスイング」週刊パーゴルフ
    「45分でゴルフがうまくなる!」PHP研究所
    「Tee あんどTea」読売新聞のゴルフコラム
    東香里ゴルフセンタ― 所属