霞ヶ関CC理事長と一問一答

2020東京五輪のゴルフ競技会場問題で注目を集める
霞ヶ関CC(埼玉県川越市)の理事会が2月7日、都内で開かれた。
終了後、 同CCの木村希一理事長が集まった報道陣の質問に答えた。
以下は一問一答。

ー理事会は行われたのか。
木村 はい、行われましたけども…。昨年度の事業報告と、決算の承認審議のテーマで集まっただけで、皆様が関心のある(女性)会員問題の話がメインではございませんでした。

ーでも(会員問題の)話は出た。
木村 ええ、一応会員の皆さんにね、これから、いろいろ意見をお聞きした上で、どういう風にしようかと…。先週改めて正式な文書をいただきましたので、それにこれからどう対応しようかということを話し合いました。それだけです。

ーいつごろまでに決めようかとか、そういうことは?
木村 それは、今はコメントを差し控えさせていただきます。

ー今後どういう風に協議していくのか。
木村 それも含めて、これから取り組んでいきますが、
今ここでは、特にコメントすることは、ありません。

ー今日理事からは、オリンピックに関する「問い」はあったのか?
木村 ありましたけども、その内容については、今ここではご説明できません。
ー (女性会員が正会員になれるように規約を改正することについての)
反対意見が多かったのか、賛成意見が多かったのか?
木村 そんなことを(苦笑)今ここで、皆さん方にお話しする状況ではありませんし。

―(出席した理事の)皆さんの意見は聞いたわけですか?
木村 はい。一応は聞きました。

ー現状の採決とかは採られたんですか?
木村 イヤ、そんなことは全然話しません。
今は会員の皆さんから意見を出していただいて、、これから会員の皆さんご意見をどういう風に聞いて行こうかと、話し合っただけでございますので、それ以上は、差し控えさせていただきます。

ー賛成意見も反対意見も両方あったということですか?
木村 それも合わせて、機会が来ましたら、お話しするつもりでおりますので、それまでは静かに…。

ー今日は皆さんの意見を聞いたと。結論は次の理事会で、という感じなんですか?
木村 イヤ、それは、まだ決めたわけじゃありませんし。それも含めてこれから考えていきます。それまで、ちょっとお待ちいただくように、お願いしたい。

ー今月行われる総会で、結論が出るということはないということですか?
木村 それも含めて、今は何とも、申し上げられません。もうこれで…。

ー会場をお貸しになる立場としては、どういうお気持ちですか?
木村 我々は、頼まれて受けただけでね、こっちが「いらっしゃい」
と言ったわけでもないんで、そういう意味でいまさらこういう話になってね、どうも、語弊があっちゃいけませんけど、政局がらみでね、急にこんな事態になっちゃったのは、我々としてはね、迷惑ですし、困惑している、
というのが、今の状況でございます。

ー今後、組織委員会やJGAから、説明を再度求めることは、あるんですか?
木村 これからまた、いろいろと、協議をしてまいります。

当初は淡々と理事会について語っていたが、インタビュー終了間際の
「会場をお貸している立場」に関する質問だけには、
抑えていた怒りを隠しきれない様子だった。

(小川 朗・The Tokyo Chronicleより転載)

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当協会会長。2024年3月の改選により任期2年の3期目に入った。甲府一高→日本大学芸術学部演劇学科卒。スポーツ新聞の記者として岡本綾子や青木功が全盛の海外ゴルフツアーを特派員として7年半、300試合以上取材。1983年の全英オープンを皮切りに男女メジャー競技の取材もその1割強に上る。
「岡本綾子ゴルフのすべて」など多くの連載を取材・執筆。
運動部長、文化部長、法務広報室専門委員、広告局長、同顧問を歴任後2015年9月に退社。調査報道物を最も得意とし週刊パーゴルフで「ゴルフ場を造った男たち」、「日刊ゲンダイ」火曜日掲載の「今ゴルフ場で何が起こっているのか」などを連載。日刊ゲンダイ毎週金曜日の「ホントにゴルフは面白い!」は人気連載となり休載なしのペースで4年目に突入している。スポーツ関連の問題で東京新聞の「こちら特報部」など、マスメディアからコメントを求められることも多い。GOLF Net TV「小川朗のゴルフギョーカイ学」ではゴルフの「キホンのキ」について解説している。ノンフィクション、インタビューものにも定評があり単行本・新書版の分野でも精力的に活動。「岡本綾子のすぐにチェックしたい!ゴルフの急所」(日本経済新聞出版社)は紙面で1年にわたり連載したものに加筆・再編集したもの。「新書版ながら9刷のスマッシュヒットとなっている。「どんなクセでも自分で直せるゴルフレッスン」(星野英正)。『ゴルフは「自律神経力」で確実に10打縮まる!』(小林弘幸・横田真一)も大好評を博し「アスリートのパフォーマンス向上は腸内環境から」などのテーマで講演活動も精力的に行っている。
㈱清流舎代表取締役社長。
やまなし大使。
主な活動
「ゴルフまるごと生情報」の海外リポート、米LPGA「ファーモア・インベラリーC」(ともにテレビ東京)の解説も務めた。インターネットDAZNのゴルフ中継やラジオのコメンテーターも務めている。
法務広報室専門委員時代に日本自殺予防学会に入会、総会で「自殺とメディア」をテーマに講演。済生会病院のHPではソーシャル・インクルージョンのページで「いのちの電話」理事長や「自殺防止センター」相談員のインタビューを行っている。http://www.saiseikai.or.jp/social-inclusion/  また、スペシャルオリンピックス日本の公式ウエブサイト でも有森裕子理事長や安藤美姫らアスリートによる座談会http://www.son.or.jp/column/interview/index.html のインタビューも担当している。日本大学藝術学部文芸学科、日本ジャーナリスト専門学校などで『スポーツ新聞の作り方』をテーマに講師も務めた。ウエブメディアではe!Golfに「小川朗の現場主義!」を連載中。Yahoo!Japan公式コメンテーターも務めている。終活分野にも詳しく、終活カウンセラー協会の認定終活講師として検定や勉強会に定期的に登壇。「みんなの介護」の「介護の教科書」における連載も54回を数えている。https://www.minnanokaigo.com/author/akiraogawa/ 清流舎代表取締役 The Tokyo Chronicle 編集長。https://www.tokyochronicle.net/