ゲストスピーチ 韓国選手の強さの秘密 金 愛淑 氏

二〇〇八年米女子ツアーの賞金ランキングベスト一〇〇を見ると、一昨年の新人王、李宣和(S・H・リー)選手の六位をはじめ、総勢二十七名が韓国人選手だ。今季も、今年から本格参戦した申ジエ選手が早くもHSBC女子チャンピオンズで優勝した。男子では米ツアー通算七勝を誇る崔京周(K・J・チョイ)選手を筆頭に、今年のホンダクラシックで米ツアー初優勝のY・E・ヤン選手、最年少優勝記録を更新して欧州ツアーのジョニー・ウォーカー・クラシックを制覇したダニー・リー選手などがいる。彼らに象徴されるように、韓国出身選手の世界のプロゴルフ界での活躍はめざましい。その強さの秘密はいったいどこにあるのだろうか。

日本ゴルフジャーナリスト協会の二〇〇九年新年会にゲストスピーカーとして、一九九八年のダイキンオーキッドレディス優勝など一九九〇年代から二〇〇〇年代にかけて日本女子ツアーで大活躍した韓国人プロ、金 愛淑氏をお招きし「韓国選手の強さの秘密」と題して語っていただいた。

強いゴルファーを生み出す韓国プロゴルフ界の現状と成り立ち

韓国でのゴルフは一般の人々から見ると、かつては「お金持ちのスポーツ」といった印象が強かったのです。その当時、韓国のプロゴルファーは日本ツアーを主戦場に活躍し出していました。

そして一九九八年のソウル五輪を境に韓国は高度成長期に入り、GNPが上がってくるわけです。ちょうどその時に朴セリがUSオープンで優勝し、ゴルフが国民の注目を浴びました。それ以降ゴルフに対する考え方が変わり、政府、企業、マスコミなどの対応が大きく変化し、ゴルフ人口も急増しました。朴セリのその後の活躍の影響も大きく、日本ツアーからアメリカツアーに多くの選手がチャレンジしていきました。

韓国のプロゴルフトーナメントは男女とも二十試合ほどと少ないうえ、気候の関係で、四月から十一月までしか開催できません。それ以外の時季には中国とかシンガポールで試合を行うこともあります。昨年も中国で十二月に開催しました。

韓国人選手のシード権の現状は、男子がPGAで三名。JGTOで九名。男子のPGAは韓国系の選手も含めると六名になります。韓国系というのは、国籍がアメリカにある韓国出身の選手です。アンソニー・キムとかも韓国系に入ります。

女子はLPGA三十三名、JLPGAで十三名。そしてシード選手の他にも韓国系の選手が十二名、あとクオリファイイングで五名。今年はLPGAツアーで五十二名の選手が参戦します。

韓国人選手の優勝を年別で分けてみました。男子プロのほうが女子プロより活動が低調です。というのは、韓国では、男子は二十歳になると徴兵制度によって、二年間ほど軍隊に入らなければなりません。軍に二年間行ってくると、体力的には強くなり、大きく成長して帰ってくるんですが、二十歳過ぎという一番大事な時期にゴルフを離れるため、感覚が戻りにくく、ゴルファーの道を断念してしまう選手も多いのです。

女子プロは著しく成長しています。一九九七年までをJLPGA中心の第一世代として考え、一九九八年以降をLPGA中心の第二世代として分けてみました。
男子ツアーはPGAで十勝、JGTOで十五勝なのに対し、女子はLPGAで七十五勝、JLPGAで八十三勝。LPGAの勝利数は約十年間の間で七十五勝、一方、JLPGAは二十三年間で八十三勝なので、LPGAにおける韓国人選手の急成長ぶりが分かります。

組織に関していえば、一九九七年までは大韓ゴルフ協会の下で男・女プロゴルフ協会という組織が、全てプロゴルファーが会長をやり、協会を運営していたんですが、一九九八年以降、会長や理事を外部から招聘し、プロと外部の人たちが力を合わせて協会を運営していくシステムになりました。それでゴルフ産業が大きく拡大し、そのうえに海外に雄飛した選手たちの活躍が伴うわけなんです。

体系的な選手育成についても、国を挙げて組織を整備し、企業も力を入れはじめました。二〇〇二年のK・J・チョイ(崔京周)選手のPGAでの優勝というのは、大変大きなニュースでした。申・ジエ選手がその次に出てくるんですが、朴セリ選手のUSオープンの活躍を見て、それ以降優秀なゴルファーが続々と育ってきました。これらの選手たちは“朴セリキッズ”と呼ばれるんですが、その選手たちがゴルフ強国としての発展をもたらし、今日の韓国ゴルフ界の安定的な隆盛を可能にしたのです。

韓国のゴルフ場なんですが、会員制クラブが二百二十八、パブリックが三十五、ソウル中心に百十ものゴルフ場が集中しています。プレー費は一プレー四人乗りカートで、八万ウォン程度です。で、キャディをつけると十万ウォン程度ですね。ここで日本とちょっと違うのは、キャディへのチップが必要なんです。昼食代とキャディへのチップを含めて、一ラウンドでだいたい十五万から二十万ウォンくらいかかります。

コリアンゴルフの強さのファクター

これは皆さんの一番知りたいところでもあると思うんですが、韓国人選手はなぜ強いか、という部分を外部要因と内部要因で分けてみます。
まず、外部要因としては、協会の国を代表とする選手の育成。その次が大手企業、マスコミの支援。そして練習環境があげられます。

皆さんは「韓国人選手がものすごくスイングがいい」という話をするんですが、それについて説明します。大手企業の支援については、企業がプロゴルファーをスポンサードすることが多くなりました。その一つがサムソンでもあり、シージェーなど。シージェーと朴セリのスポンサー契約は五年間で六十億ウォンという、韓国ではスポーツ選手として大きな金額が回っています。また、企業としてゴルフチームを作り、そこに所属している選手たちの練習だとか、そういう支援をしていくんです。

マスコミの支援としては、ゴルフのテレビチャンネルができまして、多くの人がアメリカ、日本、韓国といった各ツアーで戦う選手のプレーをテレビを通じ手軽に見られるようになりました。テレビを通じて日本の横峯さくらプロだとか、不動裕理プロだとかのファンが増えてきています。

また、ゴルフ雑誌も増え、スポーツ紙の一面にゴルフが載ることも多く、一般の人がゴルフという競技に親しむ機会が増えてきました。

練習環境についてですが、自然環境そのものは決して良くはないんです。十一月~三月まで地面が凍っている韓国ではその間、十分な練習ができないため、多くの選手たちは海外合宿やゴルフ留学をすることが多いんです。暖かいところだと東南アジア、あとはオーストラリア、ニュージーランド、アメリカなどでよく合宿をするんですが、その一ヶ月にかかる費用としては、東南アジアでは百八十万ウォン前後、オーストラリアは四千ドル、アメリカは六千ドルというふうに高くなります。これはプログラムによる価格変動も考えられます。

国の代表を目指して頑張るジュニアたち

韓国のゴルフを管轄するKGAは、韓国小学校ゴルフ連盟、中学・高校のゴルフ連盟、大学ゴルフ連盟というふうに分かれ、現在、ゴルフ部がある中学校は男子が二百十二校、女子が百四十八校、計三百六十校にゴルフ部があります。高校では男子が二百十二、女子が百十一、計三百二十三、小学生では五十三校くらいです。

今年発表された国の代表は、小学生のジュニアで男子九名、女子九名。予備軍なんですが、男子が二十一名、女子が十七名。国の代表が各六名ずつ。あとコーチが代表で二名、予備軍で六名。総勢七十六名で構成されています。二〇〇九年のアジア大会を目標に、この冬の合宿は宮崎県で行われています。

国の代表は、スポンサーが付きやすいという利点もあります。代表になると、国際大会に出場することで、国際経験が豊富になります。KGAによって作られたプログラムに基づき、一年間、体力訓練から、メンタル、科学的な基礎まで作られていくのです。国際大会に向けて、年間百五十日間の強化訓練が行われ、貴重な経験、実力が積まれるのです。
ビッグスターになる近道でもある国の代表は、ジュニアゴルファーを持つ親たちにとっては、誰もが夢を見る場所。このゴルフのエリートたちは、国からさまざまな援助をしてもらい、ゴルフを通じて大学までの進学が特待生として約束されます。また、将来はプロゴルファーになるという目標が明確になります。

ジュニアゴルファーを持つ親たちには、年間約六千万ウォン程度の費用がかかりますが、韓国の代表になると、国の最高のコーチたちに無料で教えてもらえ、管理されたプログラムで訓練されるので、経済的な負担もありません。国の代表を目指すことに親たちが必死になるのも無理もないところです。
現在、日本で活躍している李知姫、全美貞、辛ヒョンジュ、宋ボベ選手など、ほとんどの選手が国の代表の出身者であり、朴セリ、申ジエ選手なども代表出身者です。国の代表として育った選手たちがプロの世界に入っていくのは、自然なことかもしれません。

強さの秘密は「訓練」「精神」「献身」

次は内部的な要因として、三つに分けてみました。体力訓練と食べ物、ハングリー精神の涵養、あとは選手家族の献身です。

まず、体力的な訓練ですが、特別な訓練を受けるわけではありません。朴セリの場合でも二十数階分の階段を毎日昇り降りして足腰を鍛えたとかいった話もありますが、体力をつけるための特別な訓練があるわけではなく、練習量が想像を超えるくらい多いということなんです。中学、高校生が一日に練習場で三千球以上のボールを打っているという話を聞きましたが、三千球打つためには、食事をする時間もないでしょう。私も練習する方だったと思うんですが、さすがに一日三千球は打ったことがありません(笑)。 食べ物についてですが、韓国人は食事をとても大切にします。よく食べて、よく体を動かし、漢方薬をサプリメントとして多く利用しています。

精神的な面では、ハングリー精神が旺盛だとよく言われますが、韓国の選手たちはとてもハングリーです。それは物質的なこと、例えばお腹が空くといったことだけではなく、意欲だと表現したいです。それは目標に対する意欲、執念というのがすごく、世界一にという夢を抱いて、眠る時間まで削っているくらいです。「やればできる!」という信念はどの国の人にも負けないと思います。

そして家族の献身というところが、一番のポイントといえます。多くの選手の場合、家族が一緒について回ったりする傾向が多く見られますが、韓国人ゴルファーの親たちは全財産を子供のために投資することも厭いません。優秀な先生に見てもらえるなら家を売ってでも費用を捻出し、勉強させますね。家族全員で海外に移り住むことも多いんです。子供だけじゃなくて家族も一緒に行って、家族に見守られながら子供たちは一生懸命に自分の夢を育てる。そして子供が成功した暁には、家族のために稼いだお金を使うのは当然のことだと思っていますし、それに対して子供の反発もありません。この傾向はスポーツに限りません。家族の絆が非常に強い民族だということができますね。

韓国のゴルフ界の未来を考えますと、キーワードは「協会中心」「選手育成、支援(政府、企業)」「ゴルフ人口の急増」「選手活躍」といったところでしょうか。ゴルフを大きな産業の一つとしてみており、国民スポーツとして位置付けられていますので、人気が冷めないんじゃないかと思うし、今後ますます日本やアメリカで多くの韓国人プロの活躍が見られると思います。

もう一つプラスしたいのが、韓国人選手たちは愛国心がものすごく強いこと。国旗を胸に貼って試合する時、彼らは自分自身に誇りを持ち、地域の人々や国民全体の信頼を絶対だと信じてプレーするのです。

良い選手を育てるためには、政府、企業、ゴルフ界、あとは親たちの協力と、選手たちが強い信念を持つこと。これが必要だと思います。

広い裾野があるからこそ高い山ができる

私は、日本の企業に育てられた韓国人選手の一人です。当時は、情報量も少なく、純粋なスポーツとして認められていない時期でもありました。スイング作りにしても、先生が少なく、総武カントリーの会員さんのなかの在日韓国人の人たちが持ってきてくれる日本のゴルフ雑誌で勉強しました。ゴルフ雑誌に当時活躍していた岡本綾子さんの連続写真が載っていまして、それを切り抜いてまねながら練習するというのが、日本でのゴルフ生活の始まりでした。

中学校では陸上の砲丸投げの選手だったんです。そこで援助してもらい、陸上で夢を持つことができましたし、高校に入ってからも国によって作られた体育学校に入って、そこでスパルタ式な訓練を受けながら高校時代を過ごしました。

韓国ではどのスポーツに関しても、選手を育てあげることに対して国が力を入れて援助しています。小さな体格ということもあり、砲丸投げの選手としてはアジア大会までは行けなかったんですが、多くの選手が育っていくんです。それは大学まであります。私が在学していた当時はゴルフの育成はなかったんです。でも今はゴルフにも力を入れ、ゴルフ部もでき、そこで強いゴルファーが育っているんです。

「韓国のプロゴルファーはどうして強いの?」という質問をよくされるんですが、プロゴルファーだけが強いのではなく、プロゴルファーになるためのいろいろな経験を積んだジュニアたちの広い裾野の中から優秀な選手がプロの世界に飛び出していくから、プロの世界でも力を発揮できるんだと思います。

一問一答

質問 韓国ゴルフが発展した一つの要因として、それまでプロゴルファーが務めていた協会の会長を、企業など外部から招いたことにあるといわれました。外部の人間を重職に抜擢した理由は?

キム氏 一九九八年まで韓国女子プロ協会は女子プロ出身者が会長を務めてきました。当時は、試合数もまだ少なく、選手数も少ないのが悩みでした。そこで選手総会で「外部からビジネス経験のある方を入れて、試合数を増やしゴルフ界を発展させていくアイデアなどを勉強させてもらおう」と選手総会で決議し、外部から会長や局長、理事を迎え入れました。スポーツだけやってきた人たちでは運営の考え方がビジネス的なところまで広がっていかなかったので、外部の力を借りお互いに協力しながら発展してきました。

質問 韓国のゴルフ場、練習場の費用などについてもう少し詳しく話してください。

キム氏 ゴルフにかかる費用はキャディ付きで一ラウンド一万円くらい。韓国では、選手がゴルフ場で練習する時に値段が安くなるということはなく、正規の金額をきっちり払って練習しなければなりません。韓国のゴルフ場は、明るくなると同時にスタートするんです。朝まだ暗いうちにゴルフ場に行って練習して、規定の時間にスタートし、ラウンド後もボールが見えなくなるまで練習をします。

これが国の代表になったりすると、値段が安くなったり、税金だけで回れるゴルフ場があったりします。一般のジュニアたちも通常の値段で練習します。練習場は、地域の学校と連携している施設があり、そういうところで安い金額で練習することもできるんですが、それは学校からの支援があるからです。あとは国の代表になったり、市の代表になったりすると支援があります。例えばソウル市の代表はソウル市から練習費用などの援助があります。

ジュニアにとっては、国や市などの代表、つまりナショナルチームに入ることができれば、練習環境はものすごく良くなるわけです。

質問 去年米国で、英語が話せないとトーナメント出場資格を与えないという規定が提起され、大騒ぎになりました。日本ツアーで戦う韓国人ゴルファーは、キムさんも含め非常に日本語が達者でいらっしゃいますが、海外ツアーに行く際にはそういったゴルフ以外の面も大切でしょうか。

キム氏 ジュニアの合宿の中には、英語の勉強もプログラムに含まれています。ですから、英語もある程度は話せるようになります。私が来日した当時は「月例」というのがありまして、そこでポイントを稼いで試合に出られるまでに一年はかかりましたので、その間に日本語を勉強することができたんです。

今はQT制度に変わって、QT上位に入れば、すぐに試合に出られるため、日本語を話すことが出来ない選手が多くなっています。辛ヒョンジュ選手や全美貞選手は、二、三年経って大分上手に話せるようになりました。やっぱり外国語の習得にはそのくらいは必要ではないでしょうか。

実は、日本ツアーでもプレスの方で、外国の広報に対する、そういうところを協会ももの凄く神経を使っているところなんですが、日本語を上手になってもらいたいというのはあります。

QTのルールで今年から日本語と英語のみがOKで、通訳を同伴してはいけないという規定が盛り込まれました。個人的には、非常に残念なことではあります。

その国の文化に慣れ、言葉が話せるようになるのには、ある程度時間がかかります。少し待っていていただければ韓国人選手もちゃんと話せるようになりますので、その辺はご理解いただければと思います。

質問 日本人選手もアメリカツアーで戦っていますが、韓国人選手の活躍に比べると見劣りする感があります。日本人選手が海外ツアーでさらに活躍するためには、何が必要でしょうか?

キム氏 日本人選手は、選手としても、社会人としても「優等生」が多いですね。韓国人選手は、実力志向というか、「世界一になる!」という目標が、一番に来ます。他に気を回すことは少なく、目標に向かってひた走る。そこが韓国人選手と比べて日本の選手には欠けている部分でしょう。

今まで米ツアーで戦った韓国人選手を見ると、日本ツアーで活躍してゴルファーとしての立場を確立させ、さらにステップアップのためにアメリカに行く人が多いんですが、自分の地位を安定させて次に行くというよりは、目標の場所に飛び込んでいく闘争心があるように思います。

質問 韓国人選手はスイングの綺麗な方が多いですが、どのような指導をしているのでしょう?

キム氏 年明けに韓国に行き、国の代表コーチとも選手の育成法について話してきたんですが、非常に基本に基づいた教え方をしていますね。コーチ自身に海外経験があるわけではなく、男子プロがコーチとなって教えたりするんですが、ものすごく基本を中心にした教え方をしています。だから、ジュニアを終わった頃には基本に忠実なスイングが出来上がり、その後は経験とともに選手自身の努力で日に日に成長していくというふうに考えております。

質問 男子プロがコーチを務めているそうですが、それらの方々は、子どもたちに教えるための何か特殊な勉強をしてから、ジュニアに接しているのでしょうか、それとも自分たちの体験をもとにして教えているのでしょうか。

キム氏 教えるうえで必要なことを勉強している部分もあります。韓国にはゴルフ科が設置されている大学もあります。アメリカではゴルフアカデミーといった、ゴルフ場の知識だとか、スイングの分析だとかに取り組める組織がありますが、それと同様の内容を大学で学ぶことができるんです。ゴルフ科出身のコーチが多いのは事実です。また博士コースというのがあるというのも聞いております。そういうところでゴルフ理論を学び、スイングを研究してきたコーチが中心になっています。

私は、日本のゴルフ界にとてもお世話になり本当に感謝しています。日本のゴルフ界がこれからも、もっともっと発展していけばいいなと思います。そして両国の架け橋となれるように、これからもっと努力していきます。これが自分にとって今後の使命だと感じています。

ご清聴ありがとうございました。

金 愛淑(キム・エースク)
1963年9月6日韓国ソウル生まれ。
ソウル体育高等学校(韓国)卒業後18歳からゴルフを始め、日本に舞台を移し、1985年LPGAプロテストに合格。1998年のダイキンオーキッドレディースゴルフトーナメントに優勝するなど、連続14年間シード選手として活躍。生涯獲得賞金306,883.640円。3年前から活動の中心をトーナメントからレッスン活動へと移す。ゴルフのための効果的トレーニングについて研究しており、ひとりでも多くのアマチュアゴルファーにゴルフの楽しさを伝えることを目標に、ゴルフ界発展のためさまざまに活動している。