日本初ゴルフ界初の博士プロとして活躍する大東将啓プロが会長を務めるNPO法人エイジレスゴルフクラブでは、東北大震災の復興と現地との交流をもつことを目的とした「AGC東北ツアー」を8月19~21 日に実施した。
来年3月11日で東北大震災から7年となるが、福島をはじめ現地は復興ままならない現状。しかしながら年月が経つにつれ、大震災という記憶は遠のくばかりだ。
そんななかNPO法人エイジレスゴルフクラブでは、ゴルフ講座を中心としたチャリティー活動を地道に行ない、一年間貯まった義援金を毎年持参し、現地の方々とゴルフを通じて交流する活動に取り組んでいる。
今月は大東プロがエイジレスゴルフクラブの東北遠征をレポートする。
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東日本大震災の翌月から、AGC(エイジレスゴルフクラブ)として「関西からゴルフを通じたチャリティー活動」を続けてまいりました。毎年の福島遠征も今回で6回目となります。大震災から6年が過ぎ、人々の記憶も薄らいで来ています。
福島原発では、現在も毎日7千人を越える作業員が原発処理に従事している現状です。関西に居ては、現地の現状を図り知ることはできません。復興支援と大それたことを言っても、我々に出来ることは、毎年現地におもむき、ゴルフを通じた交流を重ねていくことぐらいしかできません。
今年も大阪から13名が、バイロン・ネルソンCCでの荒川ゴルフクラブのサマーコンペに参加させていただきました。プレー後は、荒川ゴルフクラブの練習場フェアウエイに場所を変えて、バーベキューパーティーが例年のように開催されました。
大阪遠征隊13人のメンバーは、「大阪名物・お好み焼きコーナー」を開設して皆様に提供させて頂きました。仕込からはじめ、「祭」のハッピを着て200名の参加者の皆様に「豚たま」を焼ききりました。
「こんな美味しいお好み焼きは初めて!」「家でも作りたいのでレシピを教えてください」と大変な好評でした。「もっと下さい!」とリクエストがあったほどです。
翌日には、同じバイロン・ネルソンCCにて第4回大阪・福島交流コンペを30名が参加して開催しました。
「毎年、大阪の皆様とご一緒にラウンドできることを楽しみにしております」と福島の方々に言っていただけるのが何よりの喜びです。参加者からの義援金を、AGC代表の大東将啓が、荒川ゴルフクラブの佐藤友幸社長に寄付させて頂きました。
参加者の皆様が、「また来年お会いしましょう!」と固い握手で約束を交わし、名残惜しく後ろ髪を引かれる思いで福島を後にしました。
この記事はゴルフ&ゴルフ9月号に掲載されたものを転載しております。
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