東大阪ゴルフセンター(大阪府東大阪市)は50周年を記念してPGCツアーを応援している。11月28日には、小野東洋ゴルフ倶楽部で男子の部(7233ヤード、パー72) と女子の部(6397ヤード,パー72)が開催された。
PGCツアー(代表藤本弘一)が成長することで、ゴルフ界の発展と社会貢献に少しでも役立つことを目指している。春と秋、年2回の東大阪チャレンジカップは、若きプロゴルファーに少しでもチャンスを与え、チャレンジすることでゴルフ界が活性化していくことを期待し開催されている。
プロゴルファーがツアーに出場するための、環境作りと自立を目指し、自らの働きかけと交流の場を提供してきた。その結果ゴルフ界の裾野を拡げていくなど、年々その活動の場は広がっている。
今大会は108名のエントリーで混戦が予想されるなか、梶村夕貴(24フリー)が3アンダーの69をマーク、初優勝を飾った。プロテストにはまだ合格していないが「将来に夢をつなぐことができた」と賞金の50万円を手に自信に満ちた笑顔が輝いていた。ゴルフを始めてまだ6年目。力強いスイングからパワーを生み出し、難コースを見事征服して来年は羽ばたきそうである。
前回の覇者、今井陽介(太平洋六甲)は2アンダーの70で1打及ばず連覇を逃した。
女子の部は安東菜優(フリー)がパープレーの72のスコアで初勝利を手にした。この日はショットが悪く悪戦苦闘していたが日頃の練習が実りパターで救われた。
当日は5年前に開催された日本プロの最終戦のピンポジションを採用され難易度も高く、アンダーパーは僅か2名の接戦となった。今大会も多くの地域で大きな被害を被っている被災地に災害復興支援の輪を広げようと、東大阪ゴルフセンターがお客様に支援を呼びかけた。練習球のなかからボール一個を愛のチャリティ基金として同センターにドネーションする形で3ヵ月間行われた。
ICカードによる来場者からボール一球の義援球システムは義援金総額971、680円を同社が補充して、100万円の復興支援金としたうえで報知新聞大阪本社を通じて被災地に送られる。