【この記事は2016-07-31に大西久光ブログに掲載したものを転載しております】
7月21日にゴルフサミット会議が開催されました。
日本ゴルフ協会竹田会長他16名の各界のトップが集まり、青木功氏もゴルフツアー機構の会長として初めて出席し、
「男子ゴルフを活性化するので、期待していてください」
と話して、会が明るくなりました。
オリンピックでのゴルフが8月11日から男子競技、8月17日から女子が始まります。
女子は世界ランク上位の選手が全員参加しますが、男子はJ.スピース、R.マキロイ、J.デイ、D.ジョンソンなど世界ランクの上位選手が欠場することでどうなるのか⁉︎
注目されます。
会議の大きな目的の1つは将来への選手強化をどうするかです。
韓国ではパク・セリの1998年全米女子オープン優勝の後、政府や財界がゴルフの普及に力を入れだしました。
大きな資金をつぎ込み、コーチの充実をはじめ、選手強化にも力を入れています。
一方、日本では国家公務員の倫理規定で「ゴルフ禁止」の文言があり、その上、ゴルファーはゴルフ場利用税として、年間477億円もの税金を払っています。これ程の税金を納めているスポーツはほかにありません。
その反面、日本のゴルフでは選手強化の資金もない状況です。スポーツ産業を伸ばしたい政府の意向があるなら、もっとゴルフを伸ばす政策を取るべきではないでしょうか?
70才以上のゴルファーが年間1500万回のプレーをしているつまり、シニアの健康にも貢献しているという事実も重視して欲しいものです。
そんな中での112年ぶりオリンピック、ゴルフ競技。残念ながら、金メダル候補の松山プロが欠場になりましたが、女子は世界ランクの上位選手が全員参加しますので、8月11日からのトーナメントに注目しましよう。