1年に2回開催している日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)の2014年第2回が12月11日、千葉カントリー倶楽部・梅郷コースで行われた。
10月に男子の日本オープンが開催されて1ヶ月ちょっと。池田勇太の優勝、アダム・スコットの出場など話題の多かった今年の日本オープン。そんな記憶が残る梅郷での今回のコンペには、会員とゲスト23人が参加した。
日本オープンの際には、選手から「フェアなコース設定と十分なグリーの速さ」と評価されたが、この日のグリーンコンディションは、スティンプメーターが「10.5フィート」、コンパクションが「9.5」。もちろんトーナメント時には及ばないが、アマチュアにとっては十分すぎる数字だった。
小雨模様でグリーンの速さがやや抑えられたものの、ワングリーンで狙いが狭められた上、アンジュレーションもかなりあるので、パッティングに苦しめられる1日となった。
ラウンド後には、石澤賢一支配人、鈴木進グリーンキーパーから、日本オープンを迎えるまでの準備、苦労話などをうかがう時間を設けた。
アダム・スコットの出場が決まり、大勢のギャラリーが詰めかけることが予想されたため、その対策に奔走。実際、4日間で約3万人と、近年では記録的な数となったが、「天候に恵まれ、ホッとしました」と石澤支配人は振り返る。
主催の日本ゴルフ協会からは、フェアウエーの幅、ラフの芝の長さ、グリーンの速さと硬さ、グリーン周りの設定など、細かい指示があったそうで、「大会直前に大きな台風が2つ来て、200ミリを超す雨が降った時は、正直、参りました」(鈴木グリーンキーパー)。
期間中は、野田コース、川間コースからも応援部隊が駆けつけ、約50人のグリーンキーパーで乗り切ったという。
JGJAはこれからも、ジャーナリストとしての感性を磨くべく、勉強の場を設けていきたい。
懇親コンペ担当理事 地平達郎