開設のごあいさつ 日本ゴルフジャーナリスト協会 会長 土井新吉

2002年(平成14年)も余すところ1ヶ月足らずとなりました。皆様におかれましては何かとお忙しい時期を迎えて連日ご活躍のことと同慶に存じます。
さて、そのあわただしい師走に入り、われわれ日本ゴルフジャーナリスト協会も、遅ればせではありますが、ようやくホームページを開設できる運びになりました。
ゴルフ関連諸団体がIT時代の到来にあわせ、いち早くホームページを持つ中にあって、ゴルフ・ジャーナリズムの一翼を担うべく日夜努力を続けているわれわれの協会も情報化時代に適合した対応を追われ、協会員一同が鋭意検討の末に、ようやくその道筋が見えてきたものです。
今後は、当協会の機関紙である「JGJAジャーナル」とともに、いや、それ以上に日本のゴルフ界が抱える困難な諸問題について、フリージャーナリスト立場にたって、より正確、適切な情報を提供していく所存です。
かえりみますと、平成元年の夏、多く日本ゴルフ関係者のお力添えによって創立した「日本ゴルフジャーナリスト協会」は、発会式を東京都内の有名ホテルで開催。その秋には当時米PGAツアーの広報ディレクターとして、日本のゴルフ・ジャーナリストたちが大変お世話になったトム・プレース氏を日本に招き、名古屋GC和合コースで行われた「日本オープン」を視察のあと、東京で講演会を開催するなど、積極的な活動を開始しました。
しかし、その後はバブル崩壊による日本経済の不況の嵐に見舞われ、ゴルフ業界も往年の勢いを失い、昨今ではゴルフ場の倒産の情報などニュースにもならないというほどの厳しい現実に直面することになりました。そうした中でわれわれ「日本ゴルフジャーナリスト協会」も、発足当時は80人近くだったメンバーを40人に絞り込み、真に熱意のある同志たちで今日まで協会を支えてまいりました。
多忙な年末をひかえ、その先には新しい年を迎える準備の中で、きっと2003年はゴルフ界の前途に曙光の見える年になることを念じながら、さらなる努力を続けていく所存です。その意味からも、われわれが立ち上げたホームページにも皆様のご尽力を乞い願う次第でございます。