松山、悲願のマスターズ制覇 早藤キャディーとタッグでつかむ

松山英樹選手(29歳)、早藤将太キャディー(27歳)おめでとう!

二人は四国高知の明徳義塾高校ゴルフ部の先輩、後輩。2021年のマスターズゴルフトーナメントで悲願の初優勝を手にした。日本人男子選手が初めてメジャー制覇を果たし瞬間 二人は抱き合って喜んだ。

最終日、松山は4打差首位からスタートし、15番ホールで池ポチャがあり、スコアを73と落としたが通算10アンダー、2位のウイル・ザラトリスに1打差で逃げ切った。

筆者が松山選手を取材したのは明徳入学後の1年生からで、15歳ながら、同年代の選手と比べ、ドライバーの飛距離が50ヤード以上飛び越えていた。

基礎体力を付けるため、リフティングやアプローチ練習を遊び感覚で楽しみ、 パットも抜群に上手だった。

ある大会の2日目に筆者が松山にカメラを向けると、「トップでもないのに写真止めて」と言われたことがある。また、高2で四国アマを制したが、その会見で「いつもと比べスコアが良くない」と話し、嬉しそうでなかったのが印象に残っている。

高校時代からの負けず嫌いがよく垣間見られて、すでに世界を見据えていたようだ。

松山選手と早藤キャディーの関係は明徳高の先輩、後輩の関係で2歳松山選手が年上。早藤キャディーは憧れの松山を追いかけ、東北福祉大、プロ入りと後に続いている。その後、松山に頼まれて専属キャディーになっている。

松山の最初のマスターズは2011年の東日本大震災の年で27位だったが、ローアマ(アマチュア最高位)に輝いている。

今メジャー制覇した瞬間、18番ホールで満面の 笑みを浮かべ二人は肩を抱き合った。ウイニングパットを決めた後にピンを戻し、早藤キャディーは帽子を取り、深々とコースに向かい一礼した。

この紳士的なキャディーの態度はオーガスタのパトロン(ギャラリー・支援者)に感動を与え終幕した。あれは明徳ゴルフ部の高橋監督の教えです。

二人の高校時代からのプレー姿を取材してきた筆者(80歳)も恥ずかしながら涙を手で払い除けた。

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大林省三

1941年生まれ。関西学院大卒。63年に神戸新聞社に入社後デイリースポーツ社大阪本社に配属。同社で芸能、運動、写真の各部で記者として活動。同社写真部次長、事業部長、編集委員を歴任し、定年退職後の2001年からゴルフ担当のフリーライターとして活躍中。