日本のゴルフを世界レベルに引き上げるにはまず、1グリーン 横浜カントリークラブ支配人・日本ゴルフ場支配人会連合会会長 ~松本 秀夫~

当横浜カントリークラブは、平成12年の3月に亡くなられた相山武夫オーナーの長年の懸案だった、1グリーン化の前面改造に、2000年1月から着手しました。オーナーは日本のゴルフを世界的なレベルに引き上げるためには、まず1グリーンからと常づね考えておりました。それは私も同意見でした。昨今は不況の為に、ゴルフ場の経営も苦しいものがあります。しかしその反面、設備投資は不況の時にという言葉もあります。投下資金も通常時より安くできます。長いスパンで考えれば、今こそチャンスとあえて実行に踏み切りました。
当コースは、東・西の36ホールですが、10ヵ月の工期で9ホールづつ完成させ、03年10月に全コースを1グリーン化いたします。改造といっても、グリーン手前50ヤードから、全部やり直しますので、まったく新しい横浜カントリークラブに生まれ変わります。当コースの決断が、日本のゴルフ界に、何らかの影響を与えることができれば、これ以上の喜びはありません。

〈プロフィール〉
松本 秀夫(まつもと ひでお)
1933年東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。中津川カントリークラブ支配人を21年間務め、92年より、(株)横浜国際ゴルフ倶楽部常務取締役、横浜カントリークラブ支配人となる。日本ゴルフ場支配人会連合会会長、東日本ゴルフ場支配人連合会代表幹事。