第3回JGJA主催タウンミーティング「ここがヘンだよ 日本のゴルフ界!!」開催される

12月14日、日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)が主催する、今年3回目のタウンミーティングが、都内中央区京橋のAP東京八重洲通りで三時間にわたり開催されました。

今回のタウンミーティングは「ここがヘンだよ 日本のゴルフ界」シリーズの第二段として、ゴルフ界に縁の深いパネリストに集まっていただき、JGJA片山会長の司会で登壇者のパネルディスカッションを一時間半(16:00~17:30)、そして第二部は参加者を交えたフリーディスカッションを一時間半(17:30~19;00)実施した。たっぷりと時間をかけて日本ゴルフ界の問題点に迫ろうという趣旨でした。

参加者は約140名、ゴルフメディア、ゴルフ評論家、ゴルフ用品メーカー、ゴルフスクール経営者、ゴルフインストラクター、ゴルフ団体、その他のゴルフ関連業者、ゴルフ以外の業界、そして一般ゴルファーなどが参加。

【パネリスト】(音順)
大西久光氏:1937 年、兵庫県生まれ。59年、住友ゴム工業へ入社。ゴルフボールの販売促進に従事。73年ダンロップスポーツエンタープライズ(DSE)創設、GM就任。2007年、ゴルフ緑化促進会理事長に就任
北川薫氏:中京大学前学長。1945年生まれ。東京大学教育学部体育学健康教育学科を卒業。2001年4月同体育学部長、2006年4月同国際センター所長、2007年4月同学長2015年3月まで、2015年4月梅村学園学事顧問現在に至る。
島崎陽氏:ALBA代表取締役社長。1973年生まれ。オプト社にて数々の新規事業立上げを経験後、05年にオプト初のM&AであるALBA社買収を成功に導き、代表取締役に就任。08年にはMBOによって独立。
三田村昌鳳氏:ゴルフジャーナリスト。1949年神奈川県生まれ。立正大学仏教学部を経て、週刊アサヒゴルフ副編集長ののち、1977 年に独立。日蓮宗の僧侶。
横田真一氏プロゴルファー。1972年東京生まれ。97年全日空オープン、10年のキヤノンオープンで優勝。05年から2年間、選手会長。順天堂大学修士課程を卒業。

(司会)片山哲郎日本ゴルフジャーナリスト協会 会長。月刊ゴルフ用品界の代表として、ゴルフ用品産業を中心に取材活動を行っている。GMACの広報・マーケティング委員も務める。

第一部の冒頭は、ジュニアゴルフに取り組む姿勢の乱れについて討議、その指導体制や親の考え方、そして憧れのプレーヤーが居ないことの問題点などに言及しました。そして日本のプレーヤーが何故世界で活躍できないのかというテーマについては、厳しさが足りない国内ツアーの問題、コースセッティングの問題、プレーヤー自身の意識の問題、広告代理店やテレビ局がイニシャティブをとっている国内トーナメントの仕組み問題、ライブではないテレビ中継への不満、現在のゴルフメディアのレッスン記事偏重問題とあるべき姿、その他諸々の問題が、パネリストそれぞれの専門分野から討議されました。その模様は議論百出、パネリストから「これだけは喋らせてくれ」などと要望が出るほどに盛り上がり、一時は司会が進行に苦労するほどの熱い議論が行われました。

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第二部では、参加者からの質疑応答、フリーディスカッションで。それぞれの疑問や体験から、テーマについて質問、提案などがつぎつぎに出され、あまりにも多くの質問に最後には15分余りも時間延長するほどの盛り上がりでした。第二部の冒頭では、たまたま参加された松沢成文参議院議員が、現在国会で審議されているオリンピック会場問題やゴルフ場利用税問題について、現状のご説明があり、その問題についてまで話題が広がったため、多岐にわたった長時間の討議となりましたが、パネリスト、参加者全員最後まで真剣な討議が行われました。

タウンミーティングとして結論が出るわけではないのですが、この議論を通じて日本のゴルフ界問題点について意見を共有出来たことは大変意義があったことと思います。

タウンミーティング終了後には、パネリストも参加しての懇親会が行われ、その場でも様々な意見交換が行われていました。まだまだ話し足りない人が大勢いたと思いますが、今後もゴルフ業界、横の繋がり、意識の共有を図るため、来年以降もこのような催しが続けられることを期待しています。

 

広報担当:河北俊正