2022年5月26日都内会場で、(一社)日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)の第10回定時総会が開催された。理事長の高桑耐氏は昨年度を、「バブル的ともいえるゴルフ場利用者数の増加」と振り返り、「新型コロナウイルス感染症が収束するまでの複数年は、マインドや健康を重視する価値観に基づいた対応がゴルフ普及策の鍵」と展望した。
特質すべきは、全国に於けるゴルフ場利用者数が約9,000万人に達し、単体では平均約40,000人に達したとの事だ。更に18歳以上70歳未満の利用者数が、約4%増加し7,000万人ほどになったとしている。
これまで18歳未満か70歳以上の非課税者、特に高齢者の伸びによって支えられていた来場者構造が、若干ではあるものの変化の兆しが見えて来たのである。貴重な基調報告だったと言える。
とは言え、手放しで喜んでばかりでは居られない。地球温暖化防止の観点から廃プラ削減は、NGK加盟ゴルフ場にとっても大きなテーマとなっているが、来場者へのサービスとして直結している点が多く、どの様に替えて行けるのかは悩ましい問題になっている。
総会が無事に終了した後のフリートークで、あるゴルフ場経営者から、サイバー攻撃が激しくなっているとの声が上がった。その経営者は会員制のゴルフ場を経営しており、1,000名以上の会員情報が抜き取られたならば被害甚大だと、今後この問題を如何に共有化し克服し得るのか、NGK全体の問題にしていきたいとしていた。午後から開始された総会は、15時30分散会したが、実り多い総会となった。
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