日本ゴルフジャーナリスト協会では10月に当会の副会長である小川朗氏を講師に、第1回となる記事作成に関する勉強会を実施いたしました。
本会では見出しの文字数や読みやすい文字量、助詞の使い方などの基本から、どのような表現を使えば伝わりやすい文になるか、体験談や明確な数字を用いることにより文章に如何に具体性を持たせるかなど記事の書き方はじめ取材方法について話されました。
取材に関しても事前の準備から、どのように取材相手から情報を引き出すかなど小川氏の経験を基にした話がありました。
かつて新聞社で複数の部署を経験された小川氏が講師だったこともあり、事例もゴルフに限らず政治や時事問題などが取り上げられ、いつもとは違う目線から記事作成に関して考える機会となりました。
参加者からは勉強会を通じて改めて気付かされた点があったという意見が聞かれましたが、
私自身もアポイントの取り方やインタビューの際の注意事項、取材後のフォローなど日々の活動の中で見落としがちなことを見直すことができました。
この20年でインターネットが急速に普及、情報が溢れている社会になりました。
それらの中には過激な物や一方的な記事も多々見られます。
そして、その多くに引用元が記載されていないなど当たり前のルールが見過ごされてしまっている事を多く目にします。
このような時代だからこそ記事を書く際には要点を絞る、時系列を正しく述べるなどの基礎もですが、取材の際に相手の意見をしっかり聞いて真意を読者に伝えることや、情報源を明確にするといったことを今まで以上に大事にしていかなくてはなりません。
そのような情報を提供していけることができるように学び続けることは日本ジャーナリスト協会のメンバーの役割だと思っています。
また本会では様々なメディアに携わる、年齢も60歳代から20歳代の若手まで幅広い年齢層のメンバーが媒体の枠を超え活発な意見交換を行う場ともなりました。
今後も日本ゴルフジャーナリスト協会では定期的に勉強会を開催し、知識を深めると同時にメンバー同士の情報共有を積極的に行い、さらなる個人の能力向上に努めて行きます。