「第一回全日本エージシューターマスターズゴルフ大会」が11月1日に球磨カントリー倶楽部で開催されました。
エージシュート達成者や目指している150人余りのゴルファーが全国から集まりました。
最高年齢は、宮崎県から参加の90歳の和田勇さんです。
エージシュート823回達成されている植杉乾蔵さんをはじめ、100回以上エージシュート達成された方々が11名も。
参加者の平均年齢は、なんと79.6歳。
みなさまとってもお元気なゴルファーでした。
金井精一プロが始球式
会場の球磨カントリー倶楽部では、1976年に日本プロゴルフ選手権が開催されました。
その時の優勝者である金井清一プロを招き、始球式が行われました。
「公式戦男」と異名を取った金井プロは、シニアツアー4年連続賞金王、シニア通算最多優勝回数18勝の記録を樹立。
今回のエージシュート大会に相応しい顔ぶれとして、TVインタビューにユーモア一杯の受け答えで参加者を和ませておられました。
最高齢、90歳の和田勇さん
今回の最高齢は、宮崎県からの和田勇さんです。
大正9年産まれの90歳。実に455回のエージシュートを達成されています。大会会長の森本完一、錦町長から歓待を受けられました。 熊本県人吉球磨地方は、その中心を清流・球磨川が流れる山紫水明の地にて
「水よし、空気よし、人よし、食べよし」の穏やかな土地柄とのこと。
18ホールを自分の年齢以下のスコアで回るエージシュートは、たんにゴルフ技量が優れているだけでなく、健康でいきいきと目標を持って老後を過ごす人生の達人であります。
「町興しを兼ねた今回の大会が元気な日本の一助になれば幸いです。」と町長の挨拶がありました。
優勝の植杉乾蔵さん
前評判通り、植杉乾蔵さんが優勝されました。今大会は、スコアから年齢を引いたネットスコアで競います。87歳の植杉さんが82ストロークで5アンダー。二位に5打差をつけられました。 142人の参加者の内、エージシュート達成者は、59人。 当日は、多く方々のエージシュート達成が期待されましたが、植杉さんを含め、2名だけの結果となりました。
「最終ホール、このパットを入れればエージシュートだったのですが、
3パットしてしまいました」
「途中の池ポチャがなければ・・・」
ゴルフを達観された往年のプレーヤー達も、普通のゴルファーのようにプレッシャーが掛かるのを聞かされて、
不思議と安心した次第です。
女子の部優勝の林サキ代さん
女子の部優勝は、林サキ代さん。79歳で81トロークで、惜しくも2打エージシュートに届きませんでした。
「最終ホールで、バンカーに捕まり、8を叩いてしまいました!」と残念そうでした。林さんは、今まで7回エージシュートを達成されています。
「来年は、是非エージシュートを達成したいと思います!」と宣言されました。
エージシュートは実に見事な目標だと思います。
80歳で40、40のスコアー、90歳で45、45、100歳で50、50.
「100歳までエージシュートを出来るゴルフを目指したいと思います」
背筋をピンと張られた林さんは、とても79歳には見えなく、周りの方からも驚きの声が上がっていました。
シニア女子チャンピオンの渡部智美恵さん
日本女子シニアの元チャンピオンの渡部智美恵さん。 今回のエージシュート大会に参戦されました。
なんと、スコアが74と、参加142人中、男女合わせてのベストスコアー。
年齢が、71歳のため、ネットスコアは3オーバー、女子の部準優勝となりました。
「球磨CCは、ベストコンディションで回りやすいです。
歓待してもらい、来年も楽しみにしております。
でも3パットを3回もしてしまい、悔しいです。」とコメントされていました。
しかし、男女合わせてのベスグロとは、凄いですね!!!
日本のゴルフは、女子が男子よりも強いのかも???
和やかなムードの後夜祭
参加者が一同に会して後夜祭が開催されました。
人吉名物の焼酎コーナーが出て、酒豪には嬉しい限り。
「当日のスコアより、仲間とゴルフが出来ることが何よりの楽しみです」
「参加者から元気の秘訣を聞くことができました」
「精進して来年も必ず参加します。」
エージシューターの皆様の共通点は、3Kと言われています。
「好奇心、向上心、研究熱心」
今の日本の元気を取り戻す原動力になりそうな、年代です。