ゴルフ業界における室内練習場の役割

公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟調査研究委員会発表の「全国練習場施設数調査」によると、2023年10月31日現在、全国で室内練習場施設数が前年比196施設増となっています。

関西では室内練習場が前年比43施設増となり、中でも大阪が21施設の増加と、都市部にも着実に室内練習場が増えている傾向で、ゴルフがより身近に感じられる環境になっているのではないかと感じます。

ゴルフ室内練習場の需要については、以下のような理由が考えられます。

  1. 天候に左右されない環境で練習できるため、雨や風などの天候の影響を受けずに練習ができます。
  2. 室内練習場では、狭いスペースでの練習が可能であり、日常的な練習に適しています。
  3. ビギナーの方や仕事帰りに短時間で練習したい人にとって、通いやすい場所にある室内練習場は便利です。

ゴルフ室内練習場の意義は、以下のような点が挙げられます。

  1. ゴルフに触れる環境を提供することで、ゴルフ人口の拡大に寄与します。
  2. ビギナーやビジネスマンなど、時間的・経済的に制約のある人々にとって、ゴルフに触れる機会を提供します。
  3. 室内練習場では、映像やセンサーを活用した最新の練習システムを導入できるため、効果的な練習が可能です。

ゴルフ室内練習場のメリットは、以下のような点があります。

  1. 雨や風などの天候の影響を受けずに練習ができるため、年中無休で練習することができます。
  2. 狭いスペースでも練習ができるため、都市部や住宅地などスペースに制約がある場所でも利用できます。
  3. 室内練習場では、映像やセンサーを活用した最新の練習システムを導入できるため、自分のスイングや打球の軌道などを分析することができます。

一方、ゴルフ室内練習場のデメリットは、以下のような点があります。

  1. 屋内の環境で練習するため、実際のコースでのプレー経験が不足する可能性があります。
  2. 距離感やフェアウェイの状況など、屋外の環境とは異なる要素を練習することになるため、実際のプレーには適応が必要です。
  3. 屋内練習場に通う費用がかかる場合があります。

ゴルフ室内練習場は、ゴルフ人口を拡大する上でのキッカケとなる要素を持っています。ビギナーやビジネスマンなど、時間的・経済的な制約のある人々にとって、通いやすい、またゴルフに触れやすい環境を提供することで、ゴルフへのアクセスを容易にし、ゴルフ人口の拡大につながる可能性があります。また、室内練習場では最新の練習システムやコースプレーを模擬体験ができるシュミレーションゴルフを導入することもできるため、効果的な練習及び体験を提供することができます。

ビギナーや練習熱心なゴルファーが継続的に練習を行うことができ、ゴルフ人口の拡大に寄与することが期待されます。

ゴルフが人々にとって身近なスポーツとなっている今、昔から守られている少し窮屈な規制(ドレスコード等)を緩和することも必要ではないかと私自身は感じております。

2 件のコメント

  • 大森康裕様6月6日懇親会で会えて楽しかったです。貴君投稿の記事読ませてもらいました。ゴルフ練習場の現状がよくわかりました。私は新聞社の報道カメラマンしかやっていませんので、次回会いましたら写真館の営業写真の撮り方や写真機の変遷ぶりを教えてください。

    • 大林様
      コメントありがとうございます。
      大切なことは、プロゴルファーを目指してゴルフを始めるというだけではなく、少年サッカーや少年野球等のようにもっと子供達にとって身近な存在にゴルフがなることだと感じます。社会人の方々にとっては、それこそ身近になってきてると思います。その要因の一つが各地に広がる室内練習場の存在だと感じております。
      こちらこそまたトーナメント取材等に関してご教授の程、宜しくお願い致します。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    日清都カントリークラブ、亀岡カントリークラブ、サングレートゴルフ倶楽部にて勤務。 世界42か国25,000人の会員を持つゴルフの指導を専業とする認定組織UFGTF(United States Golf Teachers Federation)を2014年6月に資格取得。 2020年7月からはスタジオ栄光社に勤務し、ゴルフをはじめとする様々なスポーツ撮影を行うとともに、写真教室も開催している。