久々日大ゴルフ部出身のスタープロ誕生か?!日本アマを制した大沢和也(20)の行く手は?

今季の男子″日本一”は、イケメンの日大3年、大沢和也(20)が頂上を極めました。広島・広島CC八本松コースでのゴルフ日本アマチュア選手権。2日目トップに立ち、そのまま4日間通算8アンダーで逃げ切りました。

史上最年少棋士、中学3年生の藤井聡太四段(14)と同郷の愛知・瀬戸市出身。平均飛距離280ヤードの飛ばし屋で、来年はプロへの予選会を受験予定で、プロへの道を歩む″金の卵”です。1打差の2位には同じ日大3年の今野大喜、東京・代々木高2年の中島啓太、大阪学院大1年の砂川公佑の3人が並ぶ接戦を制しました。

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アマゴルフ日本一を決める「日本アマ選手権」。女子はすでに2週間前に奈良国際GCで行われ、兵庫・滝川二高2年の安田祐香(16)が″日本一”を決めています。ゴルフ界も年々若返りが進んでいますが、男子のNO1を勝ち取ったのは、20歳の大学3年生でした。

大会初日は、出場最高齢50歳の水上晃男が6アンダーで首位に立って驚かせましたが、2日目には68で回った大沢が、通算9アンダーでトップを奪いました。雨の影響で2日目は日没サスペンデッドとなるなど、梅雨真最中の悪天候に悩まされた大会でしたが、競技は3日目には遅れを取り戻して、71で回った大沢が2位に3打差をつけて首位をキープ。

最終日も曇天の中での決戦。3打のリードでスタートした大沢がボギーを先行させて前半で2つスコアを落として大混戦となりました。豪州のカイル・ミシェルが前半で2つ伸ばして首位に立つ波乱含み。さらに砂川公佑(大阪学院大1年)、今野大喜(日大3年)、中島啓太(東京・代々木高2年)も差をつめて後半は5人による優勝争い。

波乱はバックナインでさらに白熱。首位にいたミシェルが、15番でボギー、17番でダブルボギーをたたいて一気に脱落。大沢と今野が生き返りました。一歩リードしていた今野が17番を痛恨のボギー。

二人は8アンダーで並んで最終18番を迎える緊迫感に包まれました。この勝負どころで今野が17番に続いてボギーにする大ポカ。大詰をパーで凌いだ大沢が、最終日2つスコアを落としながら通算8アンダーで初優勝に輝きました。

薄氷を踏む内容ながら″勝負”をモノにした大沢は、最後外せばプレーオフとなる50㌢のウィニングパットについて「すごい緊張。短かったけど、外してもプレーオフと思って打ちました。ホントいい経験をしました」と、次のようにコメントしました。

「18番では並んでいると分かったので、ティーショットは5番ウッドでいきました。いつも通り打てました。第2打はピンまで150ヤード。9番アイアンで4㍍弱につきました。

3日間攻めるゴルフをやってきたので、最終日もフェアウェイキープだけを心掛けて自分のプレーをしようと思っていた。一緒の二人がスコアを伸ばしていたので、自分も伸ばさなきゃいけないと、力が入ってしまった。7番を終わって2打差に開き、8番はドライバーで攻めていってバーディーをとれたので少し開き直れました。

今野とは同級生でジュニアのころから知っていた。寮は一緒で合宿も一緒。だからやりやすかったです。日大ゴルフ部現役の優勝は7年ぶりで、監督やコーチから″チャンスはあるから”といわれていたので、決まったときは嬉しかったです。ひたすらに」

愛知県は栄徳高出身。瀬戸市の近くには藤井四段の家もあるが「知らなかった」とか。堀川未来夢プロは日大の先輩。今季ブレークしている星野陸也は寮でも同室だった同級生。

最終日、大混戦を抜け出してガッツポーズの大沢和也。(日本アマ選手権)=提供:日本ゴルフ協会

最終日、大混戦を抜け出してガッツポーズの大沢和也。(日本アマ選手権)=提供:日本ゴルフ協会

昨年7月に中退してプロになり、暮れのQTではトップ通過して話題を集めている新鋭。いまも交友が続いているそうで、刺激を受け励みにしている同僚という。

ドライバーの平均飛距離は280ヤードの飛ばし屋。名門・日大ゴルフ部から久々の大物の登場です。この優勝で10月の国内メジャー、日本オープンへの出場権を獲得しました。以前はプロへの登竜門として好選手を次々輩出した日本アマチャンピオンですが、最近はちょっと低調続きです。

さかのぼってみても亀代順哉(2016年)、金谷拓実(15年)、小木曽喬(14年)、大堀裕次郎(13年)、小袋秀人(12年)、桜井勝之(11年)阿部裕樹(10年)・・。久々日大ゴルフ部からのビッグスターの出現を待ちたいものです。

【この記事は2017-7-10 ゴルフ会員権売買の老舗 (株)桜ゴルフ『児島宏のグリーン見聞記』に掲載したものを転載しております】

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児島宏

早大第一文学部卒。昭和33年デイリースポーツ社入社。プロ野球では長嶋、王らの巨人V9時代を担当。ゴルフではマスターズ、全米全英オープンなど国内外のトーナメントを数多く取材。デイリースポーツ東京本社運動部長などを経て、現在日本ゴ ルフジャーナリスト協会員。東京運動記者クラブ会友。