ツアーサポートの舞台裏を見る~VOL.58 運動量が制限される寒い季節は、 プロでもスペックダウンするんです!

■10月27日(木)、樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント(埼玉県/武蔵丘ゴルフコース)

今回は、寒い季節のクラブセッティングについてご報告いたします。春先から夏場を経て、体力的にも気温的にも従来のクラブスペックが厳しくなるシーズンです。寒くなると運動量が制限されたり、ウエアを着込むことで可動域が狭まり、従来のクラブスペックが振りづらくなります。
今回登場してもらった佐々木慶子プロの場合、春先から夏場のスペックは別表の通りでしたが、寒い日が続く場合、どうしても従来のセッティングでは振りづらくなり、新たなセッティングをすることになりました。
従来のスペックは、ドライバーシャフトが『NSレジオフォーミュラ MB65S』、アイアンは『NS850S』を使用。飛距離を落とさず、冬場仕様のセッティングを試してみました。
まずは、ドライバーシャフトを65Sから55Sへ、長さは0.25インチ長く設定。アイアンを850Sのノーマル設定から、番手ずらし(やわらかい方へ1番手 例:#7→#8装着)でテストしてみました。ドライバーに関しては55Sにしたことで、ほぼ狙い通りになりましたが、アイアンに関しては、球のつかまりが良くなりすぎて、たまにドローが強く出る場合がありました。


再度、『NS750S』の標準、長さを半インチ長く装着して試打した結果、こちらのほうが素直な感じでスイングができ、球筋も安定しました。
今回のスペックダウンの方法は、実際には重さと硬さの両方向からのアプローチとなりました。カーボンでもスチールシャフトでも、その製法上、硬さの表示が同一の場合では重量の軽い方が、やわらかく仕上がるようです。
同じ硬さとはいえ、約10gずつ軽量化したことで、寒い時季に対応できるセッティングが完成。シャフトの番手ずらしはうまくハマる場合もありますが、今回のように少し先端方向が動きすぎる場合があるので注意が必要です。

【この記事は『月刊ゴルフ用品界 2016年12月号』に掲載したものを転載しております】

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ABOUTこの記事をかいた人

1954年生まれ
成城大学1976年卒業 
1979年 マグレガーゴルフジャパン 
セールスマネージャープロダクトマネージャーを兼任
1987年 フィラジャパン設立メンバーとして参加 
1989年 タイトリストリストジャパン(現アクシネットジャパン) 設立メンバーとして参加 
シニアマネージャーとして営業・商品開発・広告販促・ツアーサービスをまとめる。
2001年 有限会社ビー・ヒット 設立
執筆業務 業界誌「ゴルフ用品界」で「ツアーサポートの舞台裏を見る!」を連載中