山下和宏プロ

山下プロは私が社長を務めさせて頂いている「ザ・サイプレスGC」の所属プロです。18才の時にサイプレスで研修生になり、1998年に25才でプロ入りしました。
その後、大変に苦労したようですが、2007年に再度サイプレスの所属となり、2008年からシード選手として、活躍を続け、今年も第一戦「東建」で2位になりました。

シード選手になるまでには100万円ほどしか賞金を稼げず苦労しましたが、2007年以降はシード選手として活躍し、プロの勲章である賞金もすでに2.8億円を獲得してきました。
トーナメントプロは厳しい勝負士の集まりですが、山下プロは素晴らしい人柄で多勢の会員が熱烈な声援を送っています。

ところで4月26日にサイプレスでは「石楠花杯」というチーム競技がありました。

そこで山下プロに「表彰パーティーだけでもきてくれませんか?」とお願いしましたら、「一緒にプレーしてもいいですよ」とのこと。
久し振りに彼のゴルフを見せてもらいたいと思い、私たちの組に入ってもらいました。

4人のスクランブル競技(※1)なので、山下プロが入れば強力な助っ人です。私は仕事柄40年以上で300回以上のプロアマに参加してきましたが、素晴らしいパートナーに恵まれて、初めての経験をしました。

なんと1番から14番までのチームスコアが全てバーディーだったのです!後でスコアカードをチェックしてみると、山下プロ一人でも64ぐらいだったのではと思う位の凄いショットの連続にプロの技術の高さをあらためて知りました。

同伴したのは勝井征三様、和子様ご夫妻との4人なのですが、山下プロがパーオンさせたチャンスに勝井さんご夫婦で11回もバーディーパットを入れてしまわれたので、プロも呆気にとられるほどでした。

山下プロは1Wで285Y,3Wで255Yをほとんど曲がらないショット、アイアンは高い弾道で上から舞い降りますから、硬いグリーンでも止まります。
「東建」ではパット部門も1位だったそうですから、近いうちに「優勝」の朗報を聞けると楽しみです。

来年も山下プロが参加してくれるようになれば、会員からの争奪戦が始まるに違いありません。

※1 スクランブル方式について
25年ほど前にプロアマ競技にとりいれた方式です。
クラブ競技に取り入れているゴルフ場は少ないですが、初心者も参加できる方式です。
4人がそれぞれのティーからティーショットを打ち、その中から一番良いボールを取り、その位置から4人が2打を打ちます。
パットも4人の誰かがいれれば、ティームスコアはバーディーになります。多くのクラブで取り入れて欲しい競技方法です。

ABOUTこの記事をかいた人

1937年2月10日、兵庫県西宮市生まれ
1995年 関西学院大学商学部に入学。大学時代ゴルフ部キャプテンとして関西リーグ戦に優勝。
1959年 関西学院大学を卒業し㈱日本ダンロップ(現:住友ゴム工業㈱)に入社。
ゴルフボールの販売推進を第一歩に、ゴルフ用品の商品開発に従事するなど、ゴルフビジネス一途に専従する。
1973年 ㈱ダンロップスポーツエンタープライズの創設と同時にゼネラルマネージャーとして出向。
1975年 同社取締役就任、1982年 同社常務取締役就任。
1986年 住友ゴム工業㈱及び㈱日本ダンロップに帰属し、スポーツ用品副事業部長。1988年 取締役
スポーツ事業部長。1991年住友ゴム工業㈱常務取締役に就任。
1994年 ㈱ダンロップ スポーツ エンタープライズ代表取締役副社長。
1998年 同社代表取締役社長に就任。
住友ゴム工業およびダンロップスポーツエンタープライズ在籍中、トーナメントディレクターとして約300のプロゴルフトーナメント、テレビマッチやゴルフレッスン番組など約600本を企画運営する。1973年よりテレビ解説を始め、約350本のTVマッチ及びダンロップ
フェニックストーナメントなど約150本以上のトーナメント解説を行う。
ゴルフトーナメント、ゴルフイベントのプロデュースを行う事で、ゴルフコース設計の重要性を認識し、ゴルフ場設計にも関わる。
1999年 住友ゴム工業㈱および㈱ダンロップスポーツエンタープライズを退職退任
㈱ターゲットパートナーを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。
現在の主な役職
公益社団法人 ゴルフ緑化促進会 理事長(2007年 就任)
日本ゴルフ関連団体協議会 常任理事(2007年 就任)
NPO法人 日本芝草研究開発機構 副理事長(2008年 就任)
㈱サイプレスクラブ 代表取締役社長(2003年 就任)
南部富士㈱ 取締役(2002年 就任)
ゴールドウイン開発㈱ 顧問(2006年 就任)
ゴールデンバレーゴルフ倶楽部 評議員、理事、キャプテン(2008年 就任)
千刈カンツリー倶楽部 アドバイザー(2014年 就任)
サンコー72カントリークラブ 顧問 (2014年 就任)
魚津国際カントリークラブ 顧問 (2015年 就任)
メモリアルトーナメント・キャプテンズクラブ(USA) メンバー(1985年 就任)
主な著書
Golf World & Nippon(2009年5月)
温故知新(2006年6月)
ゴルフ雑記帖(2000年10月)
青木功の諦めないで自分を変えろ(1998年3月)
ゴルフボール-その飛びの秘密(1986年12月)