JGJAのGMAC加盟について

日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)はこのほど、ゴルフ市場活性化委員会(GMAC)の加盟団体となりました。GMACは日本ゴルフ場経営者協会、日本ゴルフ用品協会、全日本ゴルフ練習場連盟、日本パブリックゴルフ協会の4団体から構成されており、「ゴルフ市場の活性化」を目的に横断的な活動を行っております。これにJGJAが加盟することで、GMAC及び加盟団体の活動を世間に周知させるだけではなく、ジャーナリストの立場でGMACに建設的な批判や提案をすることができます。これにより、ゴルフ界の活性化に寄与できると考え、加盟を決断いたしました。
この件につき、JGJAの理事からはいくつかの批判的なご意見も頂戴しております。その内容を要約すると、

① 我々ジャーナリスト集団は、実業団体から距離を置き、批判精神を発揮することが大切だ。
② ジャーナリストが実業団体に組み込まれることで、批判できなくなる恐れがあり、報道の独立性や透明性が保てなくなる。
③ 世間から、ジャーナリストが実業団体と「つるんでいる」と思われる。

以上が主なご意見でした。そこで、上記の点につきご説明いたします。

GMACの発足目的は、それまで連携がとれていなかったゴルフ場、練習場、用品業界の三者が毎月1回の会議を開くことで、問題意識の共有化と解決策を討論し、これを実現するところにありました。ゆえに、加盟団体及び関連企業への個別的な利益誘導は厳禁であり、「全体底上げ」を明確な目的にしております。GMACが利益第一主義であるならば、距離を置く必要性はありますが、そうではない以上、GMACと情報を共有し、その上で批判や提案をすることが活性化のために有意義であろうと考えます。

報道の独立性につきましては、先述した心構えを貫徹すれば、自ずと保持されるものと確信しております。

GMACへの加盟により、JGJAの会員メリットが高まることも予想されます。具体的には、GMAC構成団体の加盟企業が行なう様々な活動情報が、JGJAの事務局に一元化され、会員各位へ配信する下地が整うことです。これにより、JGJA会員の取得情報が増大し、取材活動に厚みが増すと考えられます。また、取材活動を通じた人脈の広がりも、メリットのひとつとして期待されます。

上記の点をご理解いただけますこと、よろしくお願い申し上げます。

JGJA会長 片山哲郎