私の提言「日本のゴルフ界を発展させる具体論」「ジュニア育成」 ~森本 順司 ~

第1回JGJA論文大賞決定
大賞受賞作は井関美和氏の
「ゴルフ・全国均一カジュアル化計画」に決定
私の提言「日本のゴルフ界を発展させる具体論」というテーマで、広く一般から論文を募集した第1回JGJA論文大賞の入賞者が決定しました。すべての作品を、応募者の名前等を完全に伏せた状態で審査。当協会の理事全員が読み、投票の結果、大賞1作品、準大賞作品が決まりました。大賞受賞者はゴルフライターの初見進氏を僅差で押さえ、主婦の井関美和さんが受賞しました。当号では、この受賞2作品の他、興味深い主張が展開されていた作品をジャンルのバランスを考慮した上で、掲載いたしました。


 

「ジュニア育成」  ~森本 順司 ~

私はゴルフを初めて13~14年になります。当時はまだバブル期(もう懐かしい言葉ですが)でゴルフと言えば高級なスポーツでお金に余裕が無ければ出来ませんでした。こう言っては失礼かも知れませんが、大したコースでも無いのに、プレーすれば普通に2万~2万5千円はかかってしまいました。でも本当は安い方でした。高いコースをあげたらきりが無いくらいです。しかし、それから数年たちバブルの時代が終わり、ゴルフが衰退してきました。そこでゴルフ場側も考えたのでしょう、あれやこれやと色々なプランを。しかし、なかなかパッとする企画も無く、客を集めるためにただプレー料金を安くしたりと言うだけでした。ゴルフと言えば大人のスポーツというイメージがありますが、今ゴルフ界で活躍しているのは、宮里藍選手、横峯さくら選手、諸見里しのぶ選手と二十歳前後の方々です。

そこで今後ゴルフ界を発展させるキーワードはジュニアだと思います。

ジュニアゴルフファーが増えれば、自然とその親も子供と一緒にコースに出たいと思い、ゴルフをしていなければゴルフを初めるかもしれません。また、ゴルフをする親ならコースに出る回数が増えるかもしれません。


スナッグゴルフを使った競技会が
各地で行われている

その為にゴルフ界では何をしなければならないかと考えれば、ゴルフと言えばまだ高級思考が有るので、ジュニアに対する用品や用具の価格を下げることや練習場も大人と同じ料金設定では無くジュニア料金と言った物を作ってみたり、また、ゴルフコース同様にゴルフ利用税を取らないだけでは無くプレーフィー等も見直した方が良いのでは無いかと思います。

ジュニアゴルファーを増やせば、日本のゴルフ界が発展するかと言えば、そうでは無いのかもしれませんが、ゴルフは生涯スポーツで、さらには老若男女幅広い年齢層が同じ組でラウンドするため現代っ子には良い教育の場になるでしょう。

以上のことから、ジュニア育成というのはゴルフの発展に無限大の可能性を秘めていると思います。